2015年12月31日木曜日

航空機座席の座る人数は座席数プラス1が制限らしいぞ

    子供は苦手だ。廊下側を常に予約するが,先日 3 人掛けの窓際には赤ん坊を一人抱いた夫婦がいて,後ろにはその祖父母が座り,隣の赤ん坊の兄とおぼしき孫を一人抱いている。ところがである。途中で後ろの兄がむずがり始めた。そこで椅子越しに兄を母親が受け取ったところ,キャビンアテンダントが通ったときに「席をお代わりですか。ここは 5 人は座れないのですが」と来た。そこで赤ん坊が後ろの祖父母に。しかし今度はその赤ん坊がむずがり始め,また前の席に来て僕も含めて 5 人になる。しかし気流が悪いこともあってアテンダントは座ったままでこちらには来ない。それを夫婦はいいことにして,そのまま着陸した。その「規則」はどうなったんだ。この夫婦は頭が悪いのか,日本語が通じないのか。いや,日本語をしゃべっている。そんなことになるなら,夫婦で並ばずに前後に分かれて座るべきではなかったのか。あるいはアテンダントはそう示唆すべきではなかったのか。うぅーむ,不愉快だ。むずがったり泣くのは我慢せざるを得ないのかもしれないが,規則を守らないのは不愉快だ。
    帰宅してからネットで調べたところ,3 人掛け座席には 4 つしか酸素マスクが備えられていないことが理由のようだ。なら,なおさら,気流も悪い状況で,この夫婦は規則を守るべきではなかったのか。困ったものだ。航空会社も,理由を含めて規則をきちんと伝えるべきだったろうなぁ。ということはよ,二人の子供を抱いた夫婦は必ず前後に分かれて座るか,並ぶなら一つ余計な座席を予約せざるを得ないことになる。4 人掛けにも 5 人しか座れないからだ。今回僕は早割りのメンバー優遇発売日に座席予約をした。そのとき,僕の隣の 2 席は予約できない設定になっていた。彼らがあとの予約だよねぇ。うぅーむ。万一のときは僕の酸素を若いご夫婦に渡さないといけないのかねぇ。あ,後ろの祖父母席の酸素が余っているじゃん。じゃ,この規則って何? 二人の子供を抱いた夫婦を前後 3 列連続で座らせなければいいだけじゃないかよ。酸素マスクの管は短いのかねぇ。いずれにしても,ちゃんと説明して欲しいなぁ。ボンクラの僕には理解できない。

2015年12月28日月曜日

高校生にとって研究とは

    高校生が言うところの「研究」ってのは何なんだろう。どうやら高校でも「研究」しているらしいね。マスコミも取り上げるが,普遍的な科学的な結論を得た論文になったのだろうか。ま,指導する教諭の学術レベルによっては数年に一編くらいはあるかもしれない。うほ大を受験する高校生が面接で「貴学の研究第一主義に憧れて」と口にするのは何故。研究って何。大学に入学して 3 年生になったら,研究員(受験生本人が使った言葉)と一緒に研究するとおっしゃるが,授業はどうするんでしょう。3 年生のレベルで使える知識は十分なのでしょうか。偏微分方程式の存在すら知らない高校生レベルで研究って,何なのでしょうか。過剰な期待を持って入学するとがっかりするかもしれないなぁ。

2015年12月27日日曜日

大学生の留学

    昔の留学は専門の勉強が目的だった。しかし,受験生である高校生等の話を聞くと,留学は英語を学ぶこと,英語の使い方を学ぶことが目的らしい。そんな留学は自腹でやって欲しいが,本学ではそれをサポートしている。しかも入学前にである。そしてそれが,一部の優先合格者達に喜ばれているのだ。うぅーん,よくわからない。4 年生になって読む専門の英語の本(ほぼ教科書レベル)を「読む」ことすらできないのだが,だからといって語学留学を大学が支援する必要があるのだろうか。疑問だ。

2015年12月26日土曜日

品の無い非社会人に大金を渡す愚

    暖冬ではなくても咲くのだが,実家の玄関前のシャコバサボテンがまた咲いた。
    うぅーむ。しかし高額だなぁ。昨今の事務チェックは厳しいのに,どうやったのか。購入した物品と書類を会計係が確認する以上,そこで手を貸した業者にも問題があるわけで,そういう業者も同時に罰する(少なくとも公表する)ようにすれば,抑止になるのではないか。
    そもそも,社会人入学ができないとされる大学教員,つまり社会人と認めてもらえない人格の持ち主達に,一人では使えそうもない(多分,自分の実力だけでは稼げない)金を与える方にも問題がある。つまりは,この愚かな教員の仲間が予算申請書を見て金を分け与えているのだから,その審査員の人品も卑しい可能性が高い。僕の回りを見ても,類は友を呼んでいるのが明白だ。こんなことばかりするから,米国では(確か?多分?)可能なこと,つまり獲得外部予算の一部を自分達の人件費に当てること等ができないままなんじゃないか。一部の下品な阿呆が,全国の大学人の足を引張っている。出張するのに大変な情報量の書類を書き,とんでもなく詳細な報告書を書かされているのも,一部の阿呆な先輩教員のせいだ。めいわくだなぁー。

2015年12月23日水曜日

新幹線客席自動ドア

    うぅーむ。もうすぐ東京駅だと,特に女性がお手洗いに並ぶ。そのときドア口に立つ人が出るため,通路をはさんで反対側の座席にいた女性が「寒い」とぼやいている。暑がりの僕は通気がある方がうれしいのだがね。ま,立つ人が気をつければいいだけだが,僕自身も降りるちょっと前にデッキに行き,ゴミ箱に気づかずその前に立ってしまった。自動ドアの方だが,デッキから客室に入る向きは,何かがドアにタッチしたら(タッチまでの距離が 5 cm より短くて動いていれば)開くようにしてもよいのかもしれない。日本のセンサー技術でそのくらいはできるのかもしれない。ドアも,エンタープライズの中のドアくらい速く開けばいいわけだし。

2015年12月19日土曜日

溶接不良

    この事件とは直接は関係無いし,専門家ではないのだが,それを逆手に正論を述べる。まずすべきこと。正しい標準価格表を発注者側・受注者側で合意して作ること。ある程度以下(多分に80%~85%以下)の低入札は排除すること。それで不調なときは随意契約も積極的に考えるか,現在のいくつかの対策のどれかを実施すること。落札率 95% 以上を悪とは決め付けないこと。日本の古来からの風習に従って,みんなで少しずつ幸せになること。技術提案をもっと推進して受注者側はそれに真面目に対応すること。
    受注するには札を入れないといけない。10 社(者)が入れたとして,9 者は骨折り損なだけ。少なくとも技術提案のためには現場を予め訪問しないとならない。つまり金をかけずに入札業務は不可能なのだ。工事を取れなかったばかりか損をしていることを一般社会は知らない。そこで,その損を別工事を受注したときに取り戻さざるを得ないわけだ。それも勘案した価格表でもあるべきなのではないか。そうでないなら,順番に受注する談合に結びつくのは火を見るより明らか。きちんとした仕事をして欲しいなら,きちんとした金額を払うべき。別工事で適正な金をいただいたから今回は 50% 未満の低入をします,なんていう事態が正常なはずがない。孫受けまでの人件費をきちんと払った上で,ある程度は孫受けまでに「儲け」が出ない仕事なんてのはあり得ない。公共事業で儲けてはいけないのか。なぜ?
    節約したい・儲けたいから不正をするのか,お金が無いから不正をするのか。そこをきちんと明らかにしてから,正しい相手に文句を言うべき。

2015年12月13日日曜日

国は国民の健康を祈っているか?

    前にも書いたかもしれないが,組合から今年の医療費はこのくらいだという(警告の?)手紙が届く。今年はそれに加えて,ジェネリックにするとこのくらい負担が減るという通知が来た。勤め先の定期健診さえなければ見つからなかった病気で通院しているのであって,その病気(心臓関係の原因不明の病)をコントロールできない以上,減らす算段は無いというのにである。昨年には呼吸器にも病が見つかったぜ。さぁどうなる?
    さて,薬剤師を友人に持つ友人からの話では,ジェネリックの販売を増やした薬局に対し,政府はお小遣いをくれるらしい。つまり,ジェネリックに変更させて医療費を削減した薬局を優遇するということだ。しかしである。友人であるある有能な薬剤師の話を総合すると,ジェネリック薬品が元の薬品と完全に等価なはずはないとのこと。当然のことだが劣るわけだ。それはそうだろう。廉く作れるのだから。つまり,効能はオリジナルよりも劣るというのが,薬剤師さんたちから聞いた正直な話である。そして政府は,その効果の劣る薬を国民には推奨しているということになる。誠に立派な政府だ。片やくだらないプロジェクトに対して,某役所が膨大な無駄遣いをしながら,軽減税率にも反対し,またどうでもいい国民の健康には適当にしか対処しないわけだ。すばらしい政府だ。自慢すべき政府なんだろうなぁ。税金をこれ以上納めたくなくなるような立派な政府だ。かといって,国外で老後を過ごす自信は全く無い。どうしたらいいの?

2015年12月12日土曜日

地下鉄は大騒ぎ

    先週の日曜日は近所の駅で大騒ぎがあるとのことだったので,007 へと走った。うむ,少しだけ,昔の 007 に戻ったような雰囲気があって,ちょっとよかったかな。今の彼に代わってからの暗いイメージが少しだけ明るくなった。ただ,中身はまだちと深刻過ぎ。でもまぁ,毎日の嫌なことからは逃げることができた 2 時間だった。昔の定番は,小火器による悪人対(何故か)CIA メンバーの団体戦が終了間際に配置されていたが,さすがにこれは要らないねぇ。

2015年12月10日木曜日

しぇからしかぁー!!!!!MS社

いい加減にやめんかねぇ。あるいは,要らないというスィッチをつけて欲しい。Win10 なんて欲しくもないのだ! しつこい! しぇからしかぁー! なんとかならんかねぇ。16,000 あまりのファイル 5GB を,個人の通信料金を無断で消費した上で,HD 上の領域を占領している。一体ぜんたい,どうなってるんだ。Mac にしよぉかなぁー。でも,この歳じゃ,ちょっと無理!

2015年11月28日土曜日

マイナンバーの続き

    先週の情報はどうやら間違いらしい。さっき床屋さんで確認したところ,家族の番号は続いていなかったそうだ。先週の友人の場合は,そういえば・・・名刺大でもなく大きな紙だったと言っていたなぁ。その時点で怪しく思ってはいたのだが・・・再度取り出して眺めてみると,宛先票にも数字が三種類で一つはバーコード。通知カードの個人番号(本来,番号はこれだけでいいはずだが)以外にも,申請者 ID やら,宛先票の数字の一部も印字されている。先週の友人はそのどれかを個人番号だと勘違いしたのだろう。

2015年11月23日月曜日

本来の目的は何

    マイナンバーはまだもらえない。友人宅には届いたらしいが,家族で続き番号とか。なんだってぇー。家族内でもへそくり等があるだろうから番号は推測されるようなものであってはならないのではないか。役所は手抜きだ。全国の住民票情報を csv にして,乱数で全国すべての住人に割り振るならわかるが,もしかしたら,住所でもソートされているかもしれない。ひょっとすると,お隣も続き番号とか。くだらんねぇ。本来の目的を役所は理解していない。まさにお役所仕事の典型である。

2015年11月15日日曜日

今度は修士論文@商学

    どうなっちゃったんだ。投稿規定で共著にできないなどと訳がわからない。僕が学生のときにいた下宿の大家さんは慶応商学部の著名な教授先生だった。散歩しているときも怖そうな先生だったなぁ。
    そもそも,修士論文はその完成とほぼ同時に論文集に投稿すべきである。機械系の先輩先生に言われた。修士論文は出版してあげなければ学生がかわいそうだと。昨今は特に,なかなか難しい現状ではあるが・・・さて,それはたとえ junk journal でも構わない。査読があれば立派なものだ。僕が立ち上げで手伝わされた力学系の学会委員会某論文集では,完成度や有用性は問わないことにした。ピカッと光る何かがあれば受理すべきとした。残念ながら,後輩達がその論文集を学会論文集に合体させてしまったため,敷居は高くなったかもしれない。
    一旦出版したものなら,単著でそれをいくら引用しても問題にはならないだろう。理想的な姿は,ある目標に至る段階的論文を学生さんに書いて出版してもらう。それを集めて,最終的な目標に向けて,追加計算を教員が独自にしてオリジナルな考察を加えて,立派な論文集に投稿する。すべてが受理されていれば,立派だ。ダメなら,そこのところの考察が不足しているわけだ。簡単な話である。こうすれば,毎年修士の学生さんが平均 1~2 名くらいは最低でもいるだろうから,毎年一編の出版は確保される。これで十分な業績であるべきである。一年に 50 編も出す教員は逆にうさんくさいと思うべきである。延べ 48 名程度の手下がいるだけなんだから,その教員は単なる名義貸しに過ぎない。自分が書いた論文(査読結果を受け取ってそのすべてに自分一人で答えた論文)とそうでないものとを区別して業績は公表すべきである。

2015年11月8日日曜日

卒論の無断引用

    もう世の中は終わった。自分の担当した学生さんの卒論の内容を論文にして出版すると違法らしい。
     某ニュース> 教え子卒論盗用か=教授の処分検討―○○教育大
うぅーむ。詳細はわからんが,普通にやっていることではないのか。と言うより,出版するために卒論でがんばってもらっているのだから,卒論を論文にして出版してもらったら喜ぶべきは学生さんの方だと思うのだが。うぅーんわからん。かなり特殊なことをしたのかなぁー。ニュース文面からはさっぱりわからん。それを懲戒解雇にする大学の見識も理解できん(ま,海外の論文盗用部分もあるらしいが)。しかし,この教員が馬鹿であることを示すのは,ニュースを信じるとすれば・・・
     「盗用したつもりはない。・・・中略・・・卒論を使う権利がある」
の「権利」という言葉だ。これはさすがに僕には理解不能。学生さんと共同研究をしただけだろう。学生さんには敬意を表すべきである。
    2 チャンネルかな? を見ると,この教員は仁義を通さなかったのかもしれないなぁ。つまり著者欄にその学生さんの名前が無かった。それはたいへんなミスである。ただし,正確には,卒論は出版されていない(国会図書館には収蔵されていない)から,出版物とはみなされず,盗用という言葉も成立しないのかもしれない。マスコミのコメントではなく,きちんとした専門家の説明が欲しいところだ。某マンションの杭についてと同じだ! きちんとした専門家あるいは学会が,正しいことを述べるべきであろう。不勉強なニュースキャスターの知ったかぶりの素人言葉の間違った独り歩きが目立つ昨今ではないか。

2015年11月1日日曜日

文科省が公に言ってることは嘘らしい

    文系縮小は誤解だと言っている役所は,地方大学にいる友人の教員からの情報では,実は今も,文系縮小改革を含まない要求は何も受理しないそうだ。教育に関係しているのに,うらおもてのある役所のようだ。困ったものだ。それとも,元帝大とその他大勢を差別しているのだろうか。そうかもなぁー。
    いま TV で,自粛とかものを言えない空気の蔓延を憂いているが,主張しない若者が多いのも事実である。教室会議で提案する人が非常に少ない。僕のようなうるさい年寄りの前では言えないとでもいうのだろうか。昔は毎週木曜日 13:30から夕方まで会議があって,先輩先生が難しい話を長々としたが,僕は結構反対もしたし,新しい提案もしたと(自分を美化して)思う。正論を出せない教員が多くなったら,大学じゃなくなるだろうなぁー。グループでは主張を表明するが,それに対して過去の経緯などを持ち出して反論すると折れてしまうようではそもそもダメなのだが。どこまでも食い下がらないと!

2015年10月31日土曜日

大学院は教育の場ではないのか

    またぞろ米国の猿真似の科目ナンバリング(大学院は【専門記号+目的分類+科目番号】らしい)が始まったのだが,修士課程科目で次のような目的分類をするという。
  1. 研究課題の本質を理解し探究できる幅広い基礎知識と基礎学力
  2. 専門分野に関する深い知識
  3. 専門分野に関連した学際的知識
  4. 異なる専門分野の知識の統合によるシステム設計能力
  5. 研究の設定課題と課題解決能力
  6. 研究の高度な実践能力と応用展開能力
  7. 研究の遂行に必要な語学力
  8. 研究指導または技術指導のための基本的能力
現状で二番目と四番目は無理。修士教育はまだまだ基礎教育である。さらに五番目以降は,工学系専門教育課程で実施できる内容ではない。執行部あるいは役所は何か勘違いしていないか。
    博士課程科目ではさらに以下のようである。
  1. 社会的要請を踏まえた俯瞰的視野に立って研究課題を開拓し,研究を実践する能力
  2. 独自の発想による課題解決能力
  3. 他分野に応用できる思考能力
  4. 国際学会等で発表するに十分な語学力・論文執筆能力・ディベート力・コミュニケーション能力
  5. 研究指導を行う能力
  6. 研究またはプロジェクトをマネジメントする基本的能力
米国でも博士課程はまだまだ基礎の教育現場である。少なくとも最初の一年はきっちりした講義を受ける。学生さんが自ら努力する目標として一番目と二番目は必要かもしれないが,ほぼすべて工学系専門教育課程でそこの教員が教育できる範疇には入らない。わが国の大学院重点化というのは,やはり間違った概念だったのではないか。そもそも,これが教育できる教員がいるのか。僕の周りにはいないよ。
    もひとつ面白いことがある。本専攻の個々の科目のナンバリング末尾の科目番号は便覧にある表の上からの順番である。呵呵,なんじゃそりゃ。ナンバリングの意義を理解していないのではないか。学部はどうなるんだろう。少なくとも【専門記号+目的分類+科目番号】じゃ意味がなさそうだが,きっとそうなっているんだろぉなぁ。【専門記号+必須選択別+小分野記号+提供形態別記号+科目番号】くらいは必要だとは思うのだが。どうなることやら。

2015年10月29日木曜日

くい

    私企業発注だから下請けが困るのではないだろうか。土木の公共事業では多分(?),長さが足りないという報告があれば元請けが役所に説明し,発注者(国や地方公共団体)から追加料金が出るはずである。人の命に関わる構造物の建設では当たり前なはずだが,まさかそうなってないわけはないですよねぇー。
    マスコミにお願いしたいのだが,建築と土木を「建設」とひとくくりにはして欲しくないなぁ。犯罪者は本当にすべてが「土木作業員」なのかなぁー。一部は「建築作業員」とか「施設作業員」じゃないのかなぁ。『黒部の太陽』って映画観て欲しいなぁ。
    え,しかし,道営住宅とか県営住宅の発注者は地方公共団体なんだから,竣工検査でミスを見逃した責任はあるのではぁ?

2015年10月25日日曜日

グローバリゼーション=均質化

としか思えない。役所の価値観に合わせないといけない大学が果たして本当の大学だと言えるのか。かつて本学は,役所に迎合する「振り」をしてきたが,もはや本学も含めて役所の恫喝にペコペコしているだけのように見える。本学は昔から「実学主義」と豪語しているが,そんな研究にはアカデミズムの存在は不要であるからして,外でやってもらえばいいわけだ。プロジェクト研究とかプロジェクトリーダーとか,リーダーを育成するとか,他の誰かが,あるいは OJT でやればいいことをやっているのではないか。元神尾銅山の施設に膨大な資金を配る部分は非常に高く評価すべきであるが,外国の下水処理研究・事業に数千万も当てる必要は全く感じない。どこにも学問の匂いがしないからだ。役所はもう少し,他の役所との差別を明確にすべきではないのか。無駄と思えるくらいの幅広い価値観を大学に与えるのが役所の本来の役割ではないのか。

2015年10月24日土曜日

感謝祭に変装

    うぅっ! ハロウィーンってのはヨーロッパの感謝祭なんですね。失礼しました。しかし,これはアメリカでは子供の行事じゃなかったか? 日本はどこか変。

2015年10月19日月曜日

クォーター制と携帯通信料金値下げ

    本日の教室会議で,数年後に実施する全学(教養)教育のクォーター制の阿呆なシステム設計を知った。どうやら日本では 1 セメスタ当たり偶数の科目数でないとダメらしい。つまり,一科目を週 2 回やるのがクォーター制なんだそうだ。馬っ鹿じゃなかろうか。
    さてさて,本日のニュースでは携帯通信料金を値下げしようと,政府が圧力を加えるらしい。受益者が金を払うのがどうしておかしいのか理解できない。政府は消費を増やしたかったんじゃなかったか。ま,それはともかく,動画とか膨大なデータを収集するのに金がかかるのは当然ではないのか。まさに馬っ鹿じゃなかろうかの二つ目だ。オープン価格というのも変だと以前から思っているが,商品にきちんとした定量的価値が与えられない生産者は馬っ鹿じゃないのだろうかと思っているが,必要経費すら料金から取れないとしたら,経営者は泣き寝入りではないのか。あるいは,必要経費よりも多額を今まで請求していたというのか。全くわからん。僕なんか友達数名しかいないし,携帯はメイルしかしないし,インターネットも必要最小限だから,月額で,データ通信が1000円,プロバイダとウェブページが1000円,携帯電話通信が1000円だ。固定電話の方が高い!呵呵。

2015年10月18日日曜日

最近の邦画

    最近やる気が無い(おっと,もっと前からだが)ので,時間つぶしの週末映画鑑賞が増えた。仕方なしに邦画も観る。が,併行するジレンマが無く筋が単調だ。あちらを立てればこちらが立たぬ状況が無い。前半で結末が見える。設定や途中に無理がある。ハリウッドのドンパチ映画でも,もうちょっと周りの状況を固めた上でひねってあるのではないか。とはいえ,MI なんとかもパッとしないねぇ。子供のころ TV で見たオリジナル版 45 分の方がよっぽど面白い。この半年間,いい作品が無い。冬にようやく Bond 中佐がお出ましになるようだが,予告編は相変わらず暗い。Kramer, Kramer とか,The Deer Hunter や The Usual Suspects のような美しい終わり方の映画が無い。

2015年10月17日土曜日

結界

    最近の学生さんは結界を無視する。見えない境界だ。あるいはその大きさが非常に狭いのかもしれない。資料をもらいに僕の研究室 20 平米に入って来た学生さんが,一番奥の僕の机の角を越えて,座っている椅子のすぐ横までどんどん入ってくる。教えてもらわなくても,ドア際に立って待つのが礼儀だと僕は信じているし,学生のとき,先生の部屋のこんな奥まで入ったことはなかった。先生に呼ばれればそこまで行きますけどねぇ。昨今の学生さんにとって教員は,例えばコンビニのレジのおじさんと同じなんだろうなぁ。また,列に並んでいるとすぐ後に密着する。しかも複数で。気持ち悪い。怖い。もちょっと後ろに下がってくれよぉー。歩くときも横に広がる。僕が真っ直ぐ歩くとぶつかる位置にいてもよけない・・・から,僕がよける。学生さんは神様か?

2015年10月14日水曜日

いい加減にして欲しい MS 社

あぁーーーーーー煩わしいぃーーーー。Win10 へのアップデートをいちいち通知しないでくれないだろうか。また Win Update のリストで非表示にしたものを,毎度毎度表示に戻さんといてくれんだろうか。どうせオプションだ。ユーザーの勝手にして欲しいものだ。品の無いことはさっさと止めて欲しい。

2015年10月12日月曜日

高校体育でラグビーはありましたっと

    鹿児島 No.1 の進学校の鶴丸(ま,誰もここは読まないから書いておこぅ。ラサールは全国区だから別種)がすごいのは(本当かな?),体育で男子はラグビーをやってたことかもしれない。で,体育教諭は雨の中でやらせたかったのだが,残念ながら晴れ続きだった。おかげで怪我しましたっと。今年の和歌山国体でも,何かの種目で首位をとったらしい。最近の高校野球もいいらしい。が,僕の代の東大現役進学数記録は破られてないそうだ。呵呵

なんでもかんでもえいごっ英語っ! そんなあなたは,将来社長さん!

    工学部 1 年生約千人中の成績上位 30 名に対する特別英才教育(課外活動)を昨年度から始めた(ことすら末端の我々には知らされてなかったが)ようで,半数が応じたらしい。そのプログラム,最後は「英語で」プレゼンテーションするのである。この最後だけが英語である。が,そのための 18歳学生への教育(指導)はそのプログラムには含まれていない。英語は論理的な言語で,形容詞の順番や冠詞についてはほぼ唯一解があるんだと,論文原稿の英語を直してくれる友人(オーストラリア人であるが,発音は米国中西部・東部に近い。僕の原稿を見てもらうとすべてのページが真っ赤になる。呵呵)が言う。さらに,英語教育について工学部内で議論している日本人教員達も,英語を使うメリットは論理性を育てることにあると豪語し,英語で講義(日本人学生からの強硬な抵抗を僕自身は 5 年以上経験したが)をすることを推奨する。それは本当か? 論理的な言語を使えば思考も論理的になるのか。母国語で論理的に思考した結論を,誤解無く論理的に「記述」するのに比較的便利な言語が英語だというだけではないのか。日本語で教育を受けながら英語で論文を書いてきた人の日本語の文章は非常に読み易いことが多い(全員ではない)が,それは英語で考えているからではないだろう。
    学内の特に事務的な日本語の書類(各種審査報告書など)はたいてい雛形が準備されている。しかし,その文章たるや論理が明確になるような書き方(句読点や接続語の使用の仕方)ではない。今は秋田大学にいる後藤先生がかつて留学生から聞いた(あるいはそういう記事を見た)ということで紹介してくれたのが,英語で教育を受けてきた東南アジアの留学生による日本の大学の日本語による教育に対する感想だ。それは「母国語で考えて記述できる教育を受けられるのは,とてもうらやましい」というものだ。そりゃそうだろう。脳味噌の活動のほとんどを,今目の前にある問題に集中できるのだから。
    事務書類といえば,そうそう,一番おかしいのが書類の提出締め切りである。国家公務員特有という噂も聞いたことがあるが,例えば 10月 20日が提出締め切りの場合,事務書類には「10月 20日までご提出」とある。英語の `by' と `till' の区別が無いのである。

2015年10月11日日曜日

よかはだもっないもした

    ジムの友人が,「いい季節になりました」の美しい表現の例としてラジオで流れていた鹿児島弁を引用して,どういう意味かと聞いてきた。彼女には「よかはだ,もちになりました」と聞こえたらしく,この「よかはだ」「もち」とは何か?というのが疑問だった。僕も実際には地元民ではないのであるが,多分「はだもち」が「きもち」と同じような意味だろうと判断し,「よか,はだもちに,なりました」でしょうと答えた。その後ネットで調べて本当の意味がわかった次第である。
    鹿児島弁はもとより,津軽弁・気仙語等も絶滅危惧種であるとされる。実際鹿児島の方々も,共通語とのちゃんぽんを使っているように聞こえる。それでもなお,仙台よりは TV やラジオで方言が多く流れる印象が強い。が,しかし,廃れてしまう言葉ではあろうとも感じるこのごろである。

2015年10月10日土曜日

全く役に立たない研究

    彼は控えめに述べたが実際は「全く」役に立たない研究だ。医学生理学の方の研究分野とは全く異なる。僕らは高校等でクォークは習ってない。多分ニュートリノも。電子は確定的な軌道を回っていた。その後,現代物理は勉強していない。聞きかじりに基づくが,もっとマスコミがアピールして欲しいこともある。
    カミオカンデはそもそもニュートリノのためじゃなかっただろう。大統一理論という,重力・電磁力・強い相互作用・弱い相互作用が同じものであるという理論の証明のための実験,つまり陽子崩壊を観察するのが第一目的だったと聞いたような気がする。陽子の半減期は例えば数千年くらい(嘘)長いので観察は困難だが,陽子を数万個溜めておけば,そのうち一個くらいは崩壊するだろうというのがあの大水槽だと聞いた。水つまり水素にも酸素にも陽子が入っているし安いし。小柴さんの概算要求にも,ニュートリノのことは「ひょっとしたらそれもわかるかも」と 2 行くらい書かれていただけだったということも,TV で見た覚えがある。
    失敗に次ぐ失敗,副産物,そういったものが大発見につながる例は無数にあると思う。しかし棚から牡丹餅(おっとこの季節はおはぎだ)は絶対にあり得ない。serendipity であり,`Chance favors the prepared mind!' である。四六時中,あぁーだこぉーだと没頭すること無しには,何も訪れない。そこんところを最近の学生さんも教員もわかってないのではないか。B/C 理論は教育の場では成立しない。教養教育は工学教育に本当に無駄か? 僕はそうは思わない。工学部の学生にもニュートリノや大統一理論を教えたらどうか。重力が一番訳のわからない力であることも教えたらどうか。

2015年10月3日土曜日

クォーター制

    全学教育(昔の教養教育)で始めるらしい。米国の倍くらいの科目を履修するわが国の大学で,学生が疲弊せずについてこられるかは疑問である。土曜を休みにしないとか,5月以外の祝日をすべて無視するとかも伴うらしい。時間も変更するらしい。どうやら,週 2 回というのをデフォルトにしようとしているのではないだろうか。米国では,7/4, 9/1, Thanksgiving, 1/1 以外は国民の祝日が大人には適用されないが,土曜は休みでクォーター制 --- 週 2, 3, 4 回講義制度が成立している。
    実はかつて,僕もやろうとしたことがあるが,すべての科目ではなく,僕の担当科目だけを,もう一人の科目と一緒にやろうと誘ったことがある。例えば火曜 2 時間目の 90 分の橋梁工学の講義と,木曜 2 時間目に A 先生による 90 分の環境工学の講義があったとして,まず A 先生に,火木の週二回講義と期末試験をしてもらい,学期途中から僕が橋梁の講義をするというわけだ。実現はしなかったが。そういった試行もせずに実行するのは危ないと思うのであるが。

ハロウィーンに感謝

    小学生を持つおかぁさんたちの認識では,ハロウィーンは感謝祭に関連付けされているようだ。しかし,カレンダーを見ると,今年のハロウィーンは 10/31(土曜)であり,米国の感謝祭週は 11月末の 11/26~週末である。ちなみにカナダの感謝祭が 10/12になっているようだが,これが誤解の原因だろうか。よくわからない。

昨今の学生さんの苦情とは

    ま,学生さんの気質や教育課程が昔とは違うから丁寧にやれと執行部はおっしゃるが,学生による授業評価にはいろいろな,僕としては変なクレームが書かれる。いくつかは学生自身が努力するべきことだと,僕は思っていて,「それが大学だ!」と回答したいものがいくつもある。例えば昨年度冬学期の講義(学科全体の)への主なコメントからいくつか紹介しよう。
  • 講義の内容が難しい。【何しに大学に来たのかな?このクレームには小学校教員の友人も大笑い。友達と勉強しなさい】
  • 提出したレポートの結果が公開されず,成績について不安になる。【成績なんか気にするな。答合わせを友達としなさい。それがさらなる実力になる】
  • 講義のスピードが速すぎる。【黒板を見ずに写せるようになれ,復習が大事。高校までは授業中にすべてが理解できたくらい優秀だった学生なんだろうなぁ】
  • 教科書にない範囲の内容は,プリント等に詳しく書いて欲しかった。【ノートを復習して勉強しなさい。プリントなんか二度と読まないだろうし】
  • スライド資料はカラーで配布してほしい。【かつて,教員 FD の教育方法について,僕も挙げたが電気の先生からも「OHP(今はスライド)は使うな」というのがあった。僕は,現場写真を参考のために見せるとき等以外には使わない。板書を写すときに一度は文字が脳味噌を横断するし。よくある変な光景:教員が次のスライドに移ると学生全員が手元のスライド・コピー・プリントのページをめくる。どっちを見てるの?スライドのコピーを配るのがそもそも変!家に持ち帰って一週間もしたら眺めてみても中身はほとんど何も理解できないだろうに】
  • 早口でわかりにくかった。情報量が多すぎた。重要なところを明示して欲しかった。【何が重要か理解するのも自分の実力,勉強しなさい。社会に出て「ここが重要です」と教えてくれる人はいない!上司からは「・・・をしなさい」と言われるだけ。段取りもやり方もすべて君次第】
  • 説明が早口で理解する前に次のスライドに移ってしまうことがあった。【これがスライド使用の一つの欠点だと思っているが,写さずに,見て聞いて実力になると思っている学生も教員も間違っているのではないか】
  • 演習の解説をしっかりやって欲しい。【習おうとするな!学びなさい。友達と復習しなさい】
  • 演習問題について,計算量が多すぎた。シンプルにして欲しい。【演習をして欲しいの?して欲しくないの?試験ならシンプルにするけど,宿題や演習では,複雑で面倒なものを通して頭をフル回転して欲しいわけだし】
  • 理数・工学に関係の無い講義は何一つ頭に残っていない。やる必要性を感じ得ない。【日本語のコミュニケーション能力すら無い専門馬鹿になるだけで,どんな会社も必要としない人材になるだけだろう。以下内緒の話:僕らが経験できた東大教養学部の教養教育とは異なり,本学の教養教育のレベルが低いという「噂」もあるが。ま,他人のことは言えませんけどね。呵呵】

2015年9月27日日曜日

試験結果の開示要求

    某学科では大学院入試について最近増えて,かなりの数らしい。しかも,合格した輩が要求するとか。あぁーあ。理由は聞いたが忘れた。印象に残ってないくらい・容認できないくらいくだらないものだったと思う。本学科でも昨年度一件あった。流行するらしい。そうなる前におさらばしたいものだ。そういう学生が研究室にいることには多分我慢できないだろう。
    学生のとき,なぜかは覚えていないが,数名で盛り上がってだったか,連れ立って事務室に向かい,試験の成績表を見に行った(そこのカウンタに資料が置いてあるというアナウンスだったから)ことがある。入った途端,年上の女性(と書いておこう。なかなか表現が昨今は難しい)職員が我々を見るなり,「成績を気にするなんて男らしくない!」と追い返された。

計算機による具体な解析解

    社会人(と僕らは呼ぶ)の方の論文で尋常じゃない苦痛をいただいている。特に考察のところでほぼ箇条書き相当の一文一段落の記述が続く。まだ完成していないなぁ,というより,目的が達成できているようには読めなかった。さて最近は,analytical study が数値解析による研究・検討なんだそうだ。じゃ,計算機を使わない定量的な研究を英語で何と呼ぶ積りなのだろう。社会人だけじゃない。この週に実施した修士学生による発表会でも多数見られた。ということは,そこの研究室の教員もそれを容認しているということだ。もう土木分野の日本語は乱れに乱れているようだ。前にも書いた「具体は・・・」というのも多い。ワードプロセサによる出力は醜く,また上記のようなことが原因で読むことが苦痛で,結局中身を理解できない日々が続く。僕の脳味噌の処理能力および国語能力が低いからなのだろうか。

2015年9月23日水曜日

脂がのってるとうまいのかい,あぁそうかい

    僕は魚が苦手である。母親がそうだったから,子供のときから食べる機会が非常に少なかったからだろう。寿司も別にありがたい食べ物ではない。半生のステーキ(お高い霜降り和牛を除く)なら御馳走ではあるが。さて目黒の秋刀魚という落語はご存知だろうか。目黒でこの時期食べておられる方々もご存知なのだろうか。そんななかの TV ニュースで,小学生くらいの子供が「脂がのってておいしいです」である。味が分かるんだろうなぁ。ベチャベチャしたトロとか,気持ち悪いだけでちっとも美味しくないのだが。あぁ,今年は肉くさい赤身の輸入牛をまだ食べてないなぁ。スーパーのウナギは夏休みに一回おやじと食べた。そういえばソラマメも食べてない。あんな詐欺まがいの大きさの商品は無いよねぇ・・・

2015年9月22日火曜日

あぁーあ

    TB* ニュース。インテリはいいこと言うなぁ。今の政治家には理解できんだろうなぁ。

警察の発砲

    紀州犬に 13 発。留学中には Chicago rat に対して Evanston Police が発砲。正当防衛だったとか。大学町での事件について Daily NW に面白い記事があったなぁ。銃声は 2 発,警察発表は 1 発・・・だったかな? 銃社会でしか発生しないと思っていたのだが・・・紀州犬は和歌山県のマスコットだったかな。澤田ふじ子さんの小説の重要なキャラクタだ。

2015年9月20日日曜日

あの方は単純

    安保法案・・・あまり触れたくない。自衛隊員のリスクが上がるのは当たり前で,そんなことまで議論する国会には呆れていたのだが,某氏が自衛隊員のリスクが上がる反面国民のリスクは下がると言う。そんな単純なねぇ,馬鹿なねぇ。内田樹先生の本にもあるが,海外で直面したリスクに対する自衛隊員の行動で発生する可能性がある現地人の人身事故(と敢えて書いておく)は,風が吹けば桶屋が儲かる式に考えれば,日本国民のリスクも相対的に上げるきっかけにはなる。現在の米国の状況がこれに当たる。米国に 9.11 を招いたのと同様,日本にはそれこそ 1.10 か何かを招きかねないと考えると怖い。昨日のニュースで某教授が示してくださった資料によると,日本の平和指数は世界で 9 番目らしい。米国は 90 位以下だったような。

2015年9月19日土曜日

自分を高く評価して欲しい

    以前,ある講義の宿題を成績に加味しないことを不満に思う学生さんがいることを書いたが,最近はどうやらそういった評価を常に受けたいらしい。特に自分のパフォーマンスが高い学生さんほどそう思うらしい。
    僕が学部 2 年のとき(昭和48年)にも,学生数名ずつを土木の先生達(僕は中村良夫先生だった)が担当してくださっていたが,現在本学でも,面談学生を数名ずつ教授が担当している。そういった学生さん達との面談やその他種々の面談の機会があるのだが,一番嫌だと思うのは「自分が他の学生よりもよくやっていることを何故先生達は高く評価してくれないのか」という感想だ。やはり,高校までに相対評価を常に受けてきたからだろうか。いや,僕達の時代の方が,全校の成績上位 50 番までの氏名を毎月の試験後に,職員室の廊下に貼りだされて競争をあおられていたと思うのだが。昨今の学生さんは,他人に対する自分の評価が気になるらしいねぇ。そんなことどうでもいいじゃないかと僕らは思ってしまうのだがねぇ。

2015年9月12日土曜日

仕事を増やして天下り先を増やしたい

    軽減税率ってよその国ではやってるんじゃないの? それが日本ではできないの? マイナンバーカードとの連携って,役所の下心の表れでしかないでしょう。そして,増えた税金はそういう天下りさんの人件費とか,種々の新しいシステム構築・運用で消えていき,また,情報漏えいが起こって,その対応で税金は消えていく・・・かも。食べ物・飲み物はどういう形態であっても x %,それ以外は y %。酒は除くとありますが,消費税は一般の飲み物と同じにしておいて,酒・タバコ・自動車等は,消費税に別途贅沢税(とか)でも加えれば済むのではないだろうか。レジで,酒・タバコのバーコードには税が二種類つくわけだ。米国で酒を買うときは,地方税(州税・郡税とか複数だったような)なんかも加算されましたっけね,もう覚えてないけど。ん! 自動車? これは重量税とかいっぱいつくからこれ以上は無しだねぇ。
    そもそもマイナンバー,なぜ導入に誰も反対しなかったのだろう。またぞろ米国の真似をして何かの番号をそのナンバーにするとか。預貯金情報とリンクするなら,箪笥預金が増えて,空き巣犯罪を増加させる作用もあるかもしれないね。風が吹けば桶屋的ではありまするが。

価値か価値観か

    とても難しいのだが・・・震災復興で水産物を PR する催しのニュースで,出品者が言葉で述べたのは,ま,いいとして,画面の題目に「魚の価値観変える!」とある。あの学者の「さかな君」が持っている価値基準を変更するならわかるが,海や川で泳いでいる魚の価値観を変えるためには遺伝子操作か何かするのかなぁと思った次第である。言いたいことは「魚の価値を変える!」あるいは「魚に対する(人の)価値観を変える!」ではないのかと,高校のときの国語の試験が平均点に至ったことがないボンクラのつぶやきでした。

2015年9月6日日曜日

柳原さんからいただいた絵

    これが届いた往復葉書です。「無煙突船最大のロッテルダム号(オランダ客船)」をお願いしたようです。色はもっと綺麗だったのですが・・・

2015年9月5日土曜日

それからバイキング

    高校のときの国語の試験はいつも 90 点くらいだった。もちろん 200 点満点でだ。本を読む気は全くなかったし,教科書の中身もよくわからんかった。大学に入ってから往復通学時にようやく文庫本を読むようになった。またキクチショウテン先生の某講義は,その中身は全く理解できなかったが,毎回本を紹介してくれて,いくつかを読んだ。「夜と霧」もそこで紹介されたと思う。他にも中国の奥地での物語りとか,訳のわからないのを読んだ。なんだったんだろう。
    子供のときから自宅には漱石全集があった。読書はおやじの唯一の趣味+実益である。全集は古いのと新しいのと両方で,古いのには欠本もあったが,一冊は大学生のときに神田でみつけておやじにあげたような気がする。子供のとき,本棚を眺めていて「それから門」という小説があるらしいと,ずっと思ってた。ま,常識の無い人間だからしょうがない。またおやじは北欧の昔の「バイキング」の勉強をしていると思ってた。本棚に「バンキング」という本がいつくか並んでいたからだ。
    最近,ゼミの輪講で読む英語について,毎年一人くらいの学生さんが,書いてある単語と全く違う単語の発音をすることが多い。英語が苦手で,思い込みで読んでいるのだろうか。

2015年9月4日金曜日

まだまだ暑い

    AC ジャパンの CM は,相変わらず訳がわからないねぇ・・・瀬戸物・・・フーン。
    さて,某掃除機の CM だが,無重量状態でのお掃除である。空中浮揚しながら,ノズルを伸ばして届かないところの汚れを・・・ん?
    先月,アンクルトリス等のイラストレーター柳原良平氏が亡くなった。高校生のころ,おやじが教えてくれた「船の本」の読者サービスで,柳原氏に描いてもらった船の絵をずぅーっと部屋に飾っている。しかも葉書なので色が落ちてしまったが,僕の宝だ。
    しかしトリスは飲まなかった。レッドも飲まなかった。どうやって金を溜めたか覚えてないが,飲むのはホワイトだったなぁ。一ヶ月 3万円から,家賃が 9800円。定期も必要だし,エンゲル係数が非常に高かったとは思うが,ときには飲んだわけだ。タバコは 110円くらいだった。銭湯もそのくらいだったか・・・大学生協の定食が 120円と 180円だったかな? 120円の定食は,一週間続けないと栄養のバランスが取れないという触れ込みだった。面白いねぇ。懐かしいねぇ。18歳からこの歳までずぅーっと大学にいる。再来年でオサラバだ。

2015年9月1日火曜日

どうでもいいこと 2 件

    また,ながらで,TV つけっぱなし・・・お金持ちといわれる方の玄関のドアが外開き・・・うぅーむ。ワールドカップのバレーボール,日本側の応援。相手がミスすると拍手。ま,どうでもいいかぁー。

自分勝手じゃないかい? MS 社

    先週あたりに気づいたが,週末に,予約もしていない新 OS の更新を勝手にしようとして失敗し,それに関連するファイルを多分勝手にダウンロードしているようだ。ときどき「ダウンロード中」になるものの,update が実施されたログは残らない。既に,8月初旬には,ルートディレクトリに 4GB 以上のファイルを書き込んできている。システムを健全にするための自動ダウンロードなら大歓迎だが,予約もしていない作業を勝手にしようとするのはいかがなものか。細々と LTE の廉価なネット接続をしているが,それもパケット使用量には上限があり,個人で料金を負担している。必要もないファイルを勝手に送ってきて,パケットを無駄に使用する民間会社の行為は犯罪と考えられなくもないと思うのだが,どうだろう。OS 以外はほとんどすべてフリーウェアと数個のシェアウェアで生きている者を,もうちょっとそぉっとしておいてくれないかなぁ。技術的にも A 社よりはるかに優れているってわけでもないんだから。

2015年8月30日日曜日

某コンペ

    平野っていう審査員の言ってることが正論。コンペに出して変更するってのは,随意契約と同じで真っ黒に近いように感じるのだが,これが普通なのでしょうかねぇ。じゃ,コンペティションってのは何? 似てしまったら,取り下げるのが筋。単純なものは似てくることなんて常識だろうから,それに気を付けなかった方がダメでしょうねぇ。論文に使う図と同じですぅ。変更したとしたら,それはもう官民の談合でしょうねぇ。

大学教員の仕事とは

    新聞によれば,国内の多くの大学で,はっきり言って学生に合わせた改革をし続けているようだ。教員は果たして疲弊していると確信する。専門学校や高校の卒業生を,大学卒業生よりも大事にしてもらう風潮は生まれないものなのか。かつて大学が大衆化する前(実は僕は大衆化したあとの世代らしいが)は,エリートの育成場所だった。研究も,実学とか産学協同等とは無縁の,もっと高い理想からの(そうでないのもあったには違いないが)ものだったと思う。今や,卒業後すぐに役立つ能力を卒業時に与えることを強要され,研究も「いますぐ役立つ(先日,修士入試の面接に出たが,教員<僕はそいつを馬鹿だと思っているが>からも,それは何に役立つの?という質問が出るくらいだ)もの」であることを要請される。
    10 年以上前から,大学では「改革・改革・・・!」という言葉が乱れ飛んで,研究どころではなかったというのが現実ではなかったか。今の文科省と世間は,大学をそういう場にしたいと思っているらしい。大学を専門学校化して欲しいらしい。うぅーん。本当にそうなのかなぁー。

2015年8月23日日曜日

教育に統計解析を

    という本があると書評欄に出た。僕の一番苦手とする「統計」「確率」だ。大学受験のときの数学 3 問のうち「3. 確率」は白紙で出した。この本,費用対効果という,僕が一番嫌いなものが中心にありそうだ。
    冬学期の学生による授業評価が戻ってきた。ある科目で大学に近い広瀬川に架かる橋梁の調査報告書を(先輩の先生の真似をして)宿題にしているが,それは試験を受けるための必要条件としていて,成績には加点せず,よほどの手抜きがある場合には減点すると,講義の最初に説明している。が,これを評価して欲しいという意見が出た。なんでもやったことは評価されたいのだろうか,ポジティブであれネガティブであれ。冷たい社会だねぇ。日本らしくないねぇ。やった苦労(費用)に対してすべて効果的であって欲しいのかねぇ。いまの小中高校での成績評価はそうなっているのだろうか。努力は報われる?まさかねぇ。人が見ていようと見ていなかろうと,いいことをやってればいいのが人生だ。震災のときの TV CM に繰返し流される有名な詩人の訳のわからない言葉があったが,人の目の前でいいことをやれという内容だったかと。保険とか授業料ってのは,効果が出るかどうかわからないことに賭けているんだと思っているのだが。そしてその効果は,賭けた本人の行動次第で現れるものだと思うのだが。

2015年8月22日土曜日

づけ肉まん

    九州文化が果たして西の文化かどうかはわからんが,西と東の文化の違いはかなりある。前にも書いたと思うが,「肉まん」って全然美味しそうではないのだ。やっぱり「豚まん」だ。また「づけ丼」というものは食べたことがないが,これも美味しそうではない。「づけ」っていう発音がまず美味しそうではない。実は品が無く聞こえるから不思議だ。個人的な嗜好なんだとは思うが。ま,魚一般があまり好きではないのも理由かもしれない。また関東では「お新香」と呼ぶらしいが,「漬物」の発音は「つけもの」だなぁ。「味噌汁」もちょっと品が無く感じるので「お」くらいつければいいのだが,これも「御御御つけ(おみおつけ)」かなぁ。丁寧すぎ? 僕は通常「おうどん」と呼ぶのであるが,以前女性の友人から「お」は付けるなと言われたなぁ。「おいなりさん」だしね。そういえば「おつけもの」だなぁ。なんでかなぁ。僕だけ?

2015年8月14日金曜日

予防医学会はあまり好きではない

    確かに効果はあるだろうが,そんなに偉そうにするほどでは無いのではないか。職場では毎年定期健診があるが,一人は直腸ガン末期で肛門を失った。一人は肺がん末期が定期健診で見つからないまま発見され,半年で天国に行った。僕は幸いなことに,その検診の結果,循環器内科に通院すると同時に,毎年の夏休み宿題で大腸ポリープ採集をしている。さらにこの 2 回の大腸検査時に,内臓ガンのマーカー検査と肺の CT スキャンをしたところ,前者は問題無かったものの,肺ガンのようなもの(今のところ 1 年くらいでは変化が無いことから高分化腺がんか何からしいが,ま「よく見つけたねぇ」と別の医師もおっしゃった)が見つかって,呼吸器内科通院も追加された。定期健診で見つかったものであり,特に(生活習慣病ではなく)僕に過失があるとは思えないが,組合からは「医療費を使い過ぎだ!」というお叱りの手紙が毎年届き,その度に頭に来ている。呵呵。
    こういった状況を鑑みるに,血液マーカー検査および内視鏡・CT 検査を少なくとも人間ドックなりで必須にすべく,廉価化する努力をその予防医学会はすべきではないかと感じる昨今だ。同僚も人間ドックに行くらしい(僕は行かない。知り合いの中に,人間ドックに行った健康体が翌日死亡した例もある)が,内視鏡検査も CT も無く,胃は相変わらずバリウムらしい(僕は小学生のときに実験台として飲んで「おいしぃ」と言ったらしい,呵呵)。胸の写真は,定期健診とは違って一応は大きい版なんだろうと思うのだが,マーカー検査も無いのではないか。少なくともマーカーについては,定期健診に入れたらどうなんだろう,何が障害なんだろう,たった一本試験管を増やすだけなのに,と思う今日この頃である。

看板の英語

    鹿児島市営プール前の国交省の国道案内看板。ずいぶん前だが,「警察」の英語表記が `police headquarter' になっていたので,ま,同業者でもあることからメイルで修正依頼だけはしておいた(返事不要と書いたこともあってか,返事は無かったが)。これは,いつからかは覚えてないが正しくなっている。先日,仙台駅に行くために乗った某私営バスの車内料金等表示盤を眺めていた。次の停留所が動物公園になったとき,英語表記が `Zoo Logical Park' になった。これも返事不要と断った上で,駅ビル内からメイルをしておいた。果たして今は修正されているのか,その後乗ってないのでわからない。修正する手間がたいへんそうなのを考えると,もう少し注意深く案内盤等は作るべきだろうなぁと思うのである。

2015年8月11日火曜日

メイルはウツ

    普段から気になっていたのに,ようやく思い出した。電報って死語だと思っているのだが,どうしてメイルを若い人が「打つ」のだろう。スマートフォンの指の操作を打つと呼ぶのか?よくわからん。メイルは送るものだ。昔下宿してて,電報を受け取ったことがあると思う。何をどうしてだったか覚えていない。たいしたことではなかったような気がする。キーボードを「たたく」のが「打つ」なのか。確かにパーソナルコンピュータの前にいるとウツにはなるが,そういうことなのだろうか。質問に何でも「そうですね」と答え,朝からの挨拶が「お疲れ様」である若い人達の気持ちが全く理解できない昨今である。やっぱ,早々に辞めるべきなのだろう。

2015年8月10日月曜日

かごんまの女性

    プール帰りの午後のバス,最後部に座っていた。買い物帰りと思われる女性が 20 名ほど。次のバス停でさらに 3 名ほど女性が乗ってきたが,最後のお年寄りが入ってすぐにこけてしまった。その瞬間っ!後ろ半分に座っていた 10 名ほどの女性のほとんどが腰を上げ,2 名が駆け寄った。僕は「あっ」と思って前の背もたれをつかんだだけだった。運転手さん(男性)も僕と同じくらいのタイミングでの声かけだったなぁ。さつまおごじょはすごい!

鹿児島はやはり亜熱帯

    昨日のスーパーマーケット買い物。昨年から小型家電のリサイクルボックスが設けられていて便利である。が,そこにクロアゲハがとまっている。二重自動ドアの間である。そういえばアオスジアゲハも今年は目撃した。あちこちで蝶は飛んでいる。ここが仙台と大きく違う。仙台では蝶が飛ぶ間もなく一ヶ月前あたりからトンボが舞う。昨今の気温は両都市で,それほど違いは無いが,蝶は北には拡がってないのであろう。サメは北上しているらしいが。

2015年8月4日火曜日

説明したらなんでもあり

    説明責任という言葉が流行ったころからか,説明という言葉が間違って使われているのではないかと思う。説明が十分なら,相手が全く納得しなくても実行していいと思っているのではないか。少なくとも今の政府は・・・大学でも同様なことが多い。100 名を越える教授を抱える研究科で,20 名ほどの代表者に「説明」しただけで,各関連委員会で否定的な意見しか出ていないことであっても実行されてしまう。今流行のカタカナ・ローマ字言葉の中に PDCA サイクルというのがある。この A には,Abandon を積極的に取り入れるべきだと考える昨今である。