2015年11月8日日曜日

卒論の無断引用

    もう世の中は終わった。自分の担当した学生さんの卒論の内容を論文にして出版すると違法らしい。
     某ニュース> 教え子卒論盗用か=教授の処分検討―○○教育大
うぅーむ。詳細はわからんが,普通にやっていることではないのか。と言うより,出版するために卒論でがんばってもらっているのだから,卒論を論文にして出版してもらったら喜ぶべきは学生さんの方だと思うのだが。うぅーんわからん。かなり特殊なことをしたのかなぁー。ニュース文面からはさっぱりわからん。それを懲戒解雇にする大学の見識も理解できん(ま,海外の論文盗用部分もあるらしいが)。しかし,この教員が馬鹿であることを示すのは,ニュースを信じるとすれば・・・
     「盗用したつもりはない。・・・中略・・・卒論を使う権利がある」
の「権利」という言葉だ。これはさすがに僕には理解不能。学生さんと共同研究をしただけだろう。学生さんには敬意を表すべきである。
    2 チャンネルかな? を見ると,この教員は仁義を通さなかったのかもしれないなぁ。つまり著者欄にその学生さんの名前が無かった。それはたいへんなミスである。ただし,正確には,卒論は出版されていない(国会図書館には収蔵されていない)から,出版物とはみなされず,盗用という言葉も成立しないのかもしれない。マスコミのコメントではなく,きちんとした専門家の説明が欲しいところだ。某マンションの杭についてと同じだ! きちんとした専門家あるいは学会が,正しいことを述べるべきであろう。不勉強なニュースキャスターの知ったかぶりの素人言葉の間違った独り歩きが目立つ昨今ではないか。