2012年5月27日日曜日

「コンプする?」TV の役目

何度も書くが「アポイント」はやめろ! である。しかし「アポ」というのはよさそうに思う。盲腸を「アッペ」と呼ぶのに似ているし。というように確たる法則は無いが,略すなら若い人たちの間の新語のように略しつくすのならいい。しかし「アポイント」は英語を知らない馬鹿が使っているように聞こえてよくない。ただ「パラスタ」は駄目。略す必要が無いくらい元が短いし。
さて,若者から老人までに人気のある歌手兼俳優が TV CM で `congratulation' と叫ぶのである。超訳するなら「めでと」である。どうして影響力のある者に間違った言葉を使わせているのか理解できない。「コンプガチャ」? ガチャガチャを知ったのも数年前であるが,コンプリートの使い方は本当にこれでいいのだろうか。「スルー」もそうだし,有名なのは「スケルトン」である。「骨格」なのがいつのまにか「透明」になった。やっぱ,小学校からの英語が必要なのかねぇー・・・そうは思ってないが・・・

2012年5月20日日曜日

あっ! ポイントを取る

あるニュースでのインタビュー。答える人は「アポイントメントがとれるので・・・」という発言であるのに対し,字幕は「アポイントがとれるので・・・」だ。TV 会社の考えていることが全く理解できない。これが,小学生から英語教育を始めることによって改善されるのだろうか。疑問だ。

2012年5月19日土曜日

言われないことはやらない学生さん

学期始まりに,ある先生(僕ではない)がアシスタント役の学生さんを連れて教室に行きます。するとプロジェクタの接続に問題があって,先生は何かブツブツ言いながら部屋中を何か探し始めます。アシスタント役の学生さんは,配付資料を持ったまま椅子に座って待機しています。こういう風景はごく普通のことです。学生さんにとって,これはちっとも変な状況ではないのでしょう。こういう学生さんが就職しても大丈夫なのでしょうか。
大学教員というのは,人材育成をする役目を持っていますが,こういう学生にやるべきことを教える役目も持っているのでしょうか。うぅーむ。困っています。
しょうがないから,暇つぶしにその部屋に来ていた僕が,その先生の探し物をみつけてあげました。

2012年5月13日日曜日

犬はテレパス,パートツー

子供の頃借家にいたものの,犬を屋外の犬小屋で飼っていた。犬小屋は金網で結界が張られていて,出ることはできない。そしてその犬小屋からは,隣家である大家さんの玄関はもちろん,大家さんの家全体も全く見えない。また,我が家の勝手口も犬からは見えない位置にあった。
さて,大家さんの奥様が玄関を「ガラッ」と音を立てて開ける。うちの犬は吼えない。そして何も起きない。次の日,また大家さんの奥様が玄関を「ガラッ」という音と共に開ける。何も起きない。またまた次の日,「ガラッ」という音を立てて大家さんの奥様が出ておいでになる。その途端にうちの犬が吼え始める。玄関の音の直後にである。するとその奥様が我が家の勝手口から入ってきて「こんにちは」ということが起こるのである。
玄関の開け方だけで,かの犬は,隣家の奥様が我が家を訪問するのかどうかが予測できるというのだ。不思議である。

2012年5月12日土曜日

犬はテレパス

友人宅玄関前で pick-up のために車中で待機。これまで一度も吼えられたことがないし,その向かいの家に犬が飼われていること自体知らなかった。さて,ずっと後ろの角のお宅のご主人が自転車で通過する。奥様が道に出て見送り,ご主人は角を曲がるときに手を振りながら出かけるという,とても仲のいいご夫婦だ。そして何も起きない。前方右 3 軒先のお嬢さんが玄関を出てこちらの方へと徒歩で通過。何も起きない。
ところがである。前方左 4 軒くらい先から男の高校生くらいの青年が出てきた途端,向かいの家の窓枠バルコニーに,突然小さい犬が飛び乗って現れ,そちらの方向に顔を向けて吼え始めた。こちらに歩いてくる青年はというと,その家からできるだけ遠い方の道端を嫌そうな顔で歩いてくる。犬は家の中から吼え続けているが,出てこられないし,お座敷犬とも呼ぶべき小さい犬なのにである。しかし犬は,彼の姿をずぅーっと追いながら吼え続ける。彼が見えなくなってしばらくしたら,窓枠から消えた。
この青年は犬が嫌いなのだろう。そして,そのことをこの犬はどこかで知ったのだろう。あるいは,歩く姿を見て直感的に犬の敵だと思ったのだろう。それはそれで納得がいく。しかし疑問は,その青年の姿が 4 軒くらい先に出た途端にかの犬が窓際に駆け上がったことである。不思議である。

2012年5月1日火曜日

福島原発のストレステスト

素人なので新聞や TV のニュースしかソースが無いが,福島原発のストレステストはしないのだろうか。どうせコンピュータシミュレーションなら,設計図さえあればできると想像する。それを一応中立の 8 大学でやって結果を公表すれば,一般の人々はある範囲で納得できるのではないだろうか。例えば 8 大学すべてで否だった場合は,今回の結果は火を見るより明らかであったわけで,それを事前に確認しなかった東京電力の今後の(過去の政府の対応も含め)対応はある方向で決まるであろうし,8 大学すべてで良だった場合は,ストレステストそのものの信憑性が全く無いことを説明することができる。きっと結果は,いくつかの大学で良となるのだろうと想像するが,そういう確率論的な意味でしか構造物を設計はできないことを,ようやく社会に広報できることになるいい機会だろう。
先日,国営放送で某作家の日本が沈没する小説のドキュメンタリがあった。その中に「建築学者」が出場し,なぜ阪神・淡路でインフラが壊れたかの質問に対して「想定しない地震の規模だったから」と答えたとか。ま,「建築」というところが,この放送内容と担当職員の能力に関する信頼性について極めて疑わしいところであるが,それは横に置いておくと,「想定」という言葉も国営放送局が加えた演出ではないかと思う。「土木」技術者なら,ある「確率」で起こる可能性のある地震に対して設計したと,きちんと表明するはずだからだ。いずれにしても,原発がある確率の元で危ない,あるいは安全であることは明らかだ。それ以上も以下の言えないのが土木技術者であって,それをごまかそうとしているのは土木技術者ではないと思うのであるが・・・違う?