2015年8月14日金曜日

予防医学会はあまり好きではない

    確かに効果はあるだろうが,そんなに偉そうにするほどでは無いのではないか。職場では毎年定期健診があるが,一人は直腸ガン末期で肛門を失った。一人は肺がん末期が定期健診で見つからないまま発見され,半年で天国に行った。僕は幸いなことに,その検診の結果,循環器内科に通院すると同時に,毎年の夏休み宿題で大腸ポリープ採集をしている。さらにこの 2 回の大腸検査時に,内臓ガンのマーカー検査と肺の CT スキャンをしたところ,前者は問題無かったものの,肺ガンのようなもの(今のところ 1 年くらいでは変化が無いことから高分化腺がんか何からしいが,ま「よく見つけたねぇ」と別の医師もおっしゃった)が見つかって,呼吸器内科通院も追加された。定期健診で見つかったものであり,特に(生活習慣病ではなく)僕に過失があるとは思えないが,組合からは「医療費を使い過ぎだ!」というお叱りの手紙が毎年届き,その度に頭に来ている。呵呵。
    こういった状況を鑑みるに,血液マーカー検査および内視鏡・CT 検査を少なくとも人間ドックなりで必須にすべく,廉価化する努力をその予防医学会はすべきではないかと感じる昨今だ。同僚も人間ドックに行くらしい(僕は行かない。知り合いの中に,人間ドックに行った健康体が翌日死亡した例もある)が,内視鏡検査も CT も無く,胃は相変わらずバリウムらしい(僕は小学生のときに実験台として飲んで「おいしぃ」と言ったらしい,呵呵)。胸の写真は,定期健診とは違って一応は大きい版なんだろうと思うのだが,マーカー検査も無いのではないか。少なくともマーカーについては,定期健診に入れたらどうなんだろう,何が障害なんだろう,たった一本試験管を増やすだけなのに,と思う今日この頃である。