2015年8月3日月曜日

さつま狂句

    前にも書いたと思うが某国営放送局の「さつま狂句」の番組である。講師と女性アナウンサーで,投稿狂句を紹介・改善・追加するのである。講師はさつま語を使う。アナウンサーは共通語である。まず面白いのは,次の募集のお題の表記と発音。画面には「共通語(さつま語)」で表示され,彼女はまずさつま語で発音したあと共通語で伝える。狂句も,共通語と発音の違うものはきちんとルビを振らなければいけない。またその発音で語数を数える。共通語は禁止である。講師とアナウンサーのやり取りは異なる言語同士で続くのではあるが,さすがに急な対応に対しては彼女もついさつま語(少なくともイントネーションは)になってしまうところも興味深いのだ。実は民放にもさつま語をふんだんに使う番組がある。しかし東北仙台の番組では,ここまで地元語を使う番組は無い。鹿児島人はフランス人なんだろう。