2017年12月6日水曜日

共通入試その2

    これは電気の先生がおっしゃってたことだが,もっともだと思うので,再度備忘録に書いておこう。道具を持たない・使えない人が新しい家を建てられるかということだ。そういえば某大学の土木・建築系学科の 2 年生の大半がノコギリを使えない。三角関数や微分・積分を「覚えていない」学生が大学で何を学べるというのだろう。デッサンをしっかりやらなかった画家で成功した人は特殊な人だろう。スケールを練習しないピアニストも同様だ。適切な筋力トレーニングをしないアスリートもそうだ。確かに「天才」と呼ばれる人がいるが,それは特殊な存在ではないのか。応用力を養うというが,基礎的な知識が無い人は何を応用して問題に対処するのか。問題を見てインターネットで検索していい加減な知識で価値判断をして,解決のために使おうというのが応用なのか。それなら自らに必要な能力は,パソコンを使ってネットに接続して検索ができることだけだ。漢字も書けなくていいし,そもそも論理を構成するための道具を覚えてないのだから,文章すら書けなくていいということになる。