2017年11月27日月曜日

就活の「解禁破り」

    本当に 6 月解禁が正しい道でしょうか? 就職活動をするために大学にいるわけではないでしょう。だから就職活動は講義や卒論等と重ならない日程にするのが望ましいと考えるのは,大学側からの希望だと,僕はいつも言っていた。幸い土木分野は,この協定ができるはるか昔から,冬学期の定期試験が終わる 1 月末くらいから会社訪問や面接をしてもらい,可能なら 4 月までに内々定をもらえるようになっていた。これだと,講義にはほとんど影響が無いからだ。しかも,大学内の就職関係の注意事項や業界の紹介をする説明会は 11 月末にし,会社名を出して学生と接触することは少なくとも 12 月末までは遠慮してもらっていた。1 月に入ると,大学内での会社説明会を同窓会を通して(土木系は同窓会の活動が充実しているから)実施し,会社や工場に行かなくても講義時間割の終わったあと等に学内で,会社の様子がわかるような機会を学生にも会社にも与えていた。本格的に,大学を通さずに学生と会社の間の接触は上述のように 1 月末あるいは 2 月以降となっていて,何も問題は無かった。就職活動のことを知らない 3 年生が,民間や生協による就職斡旋活動が始まる秋くらいから浮き足立つことがあった。特に文系や,同窓会のような窓口を使わない業界は早くから活動をしていて,つまり冬学期の講義に出ないことがあったようだ。しかし,講義中に 3 年生には早くから我々のスケジュールを説明して,活動は 1 月以降でも全く問題は生じないことを伝えていたから混乱無く落ち着くのだ。2 月解禁 4 月内々定ってのがどうして駄目なんだろうか。