2011年1月9日日曜日

ここの学生の手は汚い

アメリカの大学等のトイレの手拭きは,以前はロールタオルを一回毎に回して利用するものだった。よくスタックしていたり,余裕がなくて手が拭き難いものもあった。すべて夜間に働いてくれている掃除担当者が交換してくれていたと思う。NU ではこの担当者にはスペイン系の人たちが多かった。夕方から夜中にかけては廊下でスペイン語が飛び交う。もちろんすべての部屋のゴミ箱も全部彼らが処理してくれる。だから我々も「こもえすた!」「ぐらしえす!」と礼を言い,帰宅時には「あしたまにあわない!」と挨拶するのだ。
さて,トイレの手拭だが,この 5 月に NU に行ったところ,これが使い捨ての紙になっており,さらに電動自動給紙だった。こりゃ使い易い。環境問題に厳しい先生は,こういったものは設置せずにハンカチを持たせろとおっしゃるが,僕のいる学科ではかつて,トイレットペーパーを大量に消費したりする学生が出てくる始末だった。そしてそれが床に散乱しても気にしない。シンクに流れて詰まっても何もしない。自分のアパートはきっと綺麗に使っているんだろうが・・・
いま使っている大学の建物の耐震改修等のあと,ここも使い捨ての紙を置くものに替わった。使い易くなったのはいいが,使い切ったあと,予備のパックを誰もサーバーにセットしてくれない。だから僕がよくセットする破目になるのだが,なぜいつも僕なんだろう。きっと,学生さんは自分の手があまりにも汚いので,その手で他の人のためにセットしたら皆嫌がるだろうなぁと思って,控えているに違いない。ほとんどの学生が,予備のパックから直接(箱ティッシュのように)取り出して使っているが,そのあともきっと学生の手はとても汚いのだろう。じゃ,その手で研究室のドアを触るな! と言いたい。実はトイレットペーパーも同様で,芯しか残っていないペーパーサーバーの上に,使用中のロールが置かれているのだ。工学部の学生なのに,取り替える方法がわからないんだな,きっと。大学生の知能低下がここにも現れているのだ。