2019年9月19日木曜日

日本政府の研究支援の仕方は間違っている

    『兵器など防衛装備品の開発につながりそうな研究に、政府が資金を出す「安全保障技術研究推進制度」の今年度の実績が、先ごろ発表された。』というのが今日の朝日の記事だ。一度でいいから,学術会議およびマスメディアは米軍の実態を調べて公表して欲しい。僕の博士課程の奨学金は米軍のものだ。一度東北大で調べてもらったような記憶があるが,米軍予算のかなりの部分を大学等の研究助成に充てている。国際誌に発表された論文の謝辞を見れば明らかだ。ただし,日本の今回の制度や防衛省のやり方とは異なり,自由な基礎研究内容の応募に対して支援をしているのだ。僕がポスドクとして参加した研究題目は「複合材料について」だ。確かに軍事研究だ・・・と断定できるだろうか。中身は連続体の力学と数学だ。ちゃんと米軍がやっていることを把握・公表した上で,日本の政府がやっていることをきちんと批判して欲しい。若手が研究費欲しさに応募するのは当たり前なんだから。
    あ,昨日の投稿の間違いは「房総半島」。なにしろ地理の成績は最低だったからなぁ。