2011年7月30日土曜日

博物館の音声案内-みなさんとても勉強熱心

先日,友人がくれたチケットで久しぶりに博物館に行った。某企画の最終日だったこともあって混雑していたが,まず驚いたのは,多くの人が音声案内を借りていること。お勉強をしたいのだろうか。熱心なものだ・・・また,ガラスに沿って列を作って並んでいる。前方の人が動かない限り,ご自分も動かない。展示紹介をすべてといっていいくらい読んでいる。だから列はなかなか進まない。僕らはこんなに勉強熱心だったっけ。これに比べると,大学生は不真面目だねぇ。教科書もろくに読まない。
列からずれて,隙間が空いている展示を見ながら行ったり来たりする。これで,ほとんどすべてを見ることができる。どうせ,自分自身にとって印象的な展示は数えるほどだ。だから,すべての展示紹介を読むわけでもない。むしろ,紹介文よりもその「ブツ」を見て自分がどう感じるのかが大事ではないのか。気に入ったものは,前横うしろ斜め下から・・・という風に眺めまわす。そうやってみても,2 時間はゆっくり楽しめる。
絵も同様だ。まずサラッと眺めてみる。中に印象的なものがいくつかある。そいつをじっくり楽しむ,空想する,夢想する・・・これでも 1 時間は楽しめる。ピンと来ない「ブツ」をいくら眺めても,頭は活性化されないと思うのだが・・・