2011年5月29日日曜日

要らないものを買うデフレ

デフレーションと言われている。本当か。どこでもかしこでも値引きであることをデフレーションと呼んでいるように聞こえてしまうが,購入形態を見ていると,福袋のように要らんものも入っている商品を買う,一シーズン用だけに廉い商品を買って捨てる,一点豪華主義でブランドものも買われている,という状況をデフレと呼んでいいのであろうか。大半の家庭では我慢に我慢を重ねて買い控えをしている一方で,残りの人たち(TV 画面では決して裕福な階層には見えないのだが)は上述のような商品で贅沢をしているだけではないのか。これをデフレーションと呼ぶのだろうか。なんとなく違うような気がする。格差が大きくなっただけで,そこが一番の問題なのを見て見ぬ振りをしているように,あるいは他に責任転嫁しているようにしか思えない。
しかし,なんですねぇー。日本という国は誠によくできた国です。政府が存在しなくても,そこそこ生きて行くことができて暴動も起きない。