2010年10月23日土曜日

アヒルがしゃべってる

プロのアナウンサの文が長いが,どうやって長くするかというと,すべての文を「が」で終わらせるのだが,がぁがぁアヒルのようにうるさいが,言いたいことが次々に頭に浮かんでくるのだろうと考えられなくもないが,プロが職業として正確な情報を伝えるといに相応しいかと考えるとまずいように思えてならなないが,話し言葉がこんなに長く続くと意味がだんだんわからなくなってくるのだが,聞いている方も実はなんとなく聞いているだけだからこれでいいのかもしれないが,これを一度授業でやってみようかなとも思わないわけではないが,学生さんはきっと今まで以上に中身がわからなくなると思うが,正しい情報を間違いなく伝えるべきアナウンサや教員の場合はもう少し考え直す必要がありそうだが,リハーサル等で文章を起こしてはいないのだろうか。
ただ最近,原稿を一度きちんと起こした上でそれを話し言葉にしてしゃべっているようには思えないことがよくある。というのも,意味が一意ではないようにも聞こえることが多くなってきているからだ。本多勝一氏を嫌う人は多いが,彼の「日本語の作文技術(朝日文庫, 1999)」はためになる。特に,複数の修飾語がある場合に長いものを先に持ってくると誤解の無い文になる点はわかり易い。昨今のアナウンサの発言の,この修飾語の配置に問題があるように感じることが多い。
福田という首相がいた。彼は「薬缶(やかん)」を正しく発音できる最後の日本人と呼ばれていたと聞いたことがある。どういう風に発音するって? 教えないよ。