2010年10月17日日曜日

冥王星の無くなった惑星群

秘密のケンミンショーという TV 番組は面白い。先日あったのは,ある地方で「夕焼け小焼け」の無伴奏版(小学校等で夕方流されるメロディー)を「パンザマスト」と呼ぶというものだ(理由はネット等参照)。番組中,ある出場者が「自分のところはドヴォルザークの新世界だった」と! 僕もそうだったような気がする。ただし「新世界」と呼んでいただろうか。何か別名で呼んでなかったかなぁ。あれは「新世界」だと親に教えられて驚いた記憶だけがうっすらとあるからだ。
さて,これとはちょっと(全く)関係が無いのであるが,最近,ホルストの惑星の中の木星(快楽の神)の中盤部分が違う曲名で呼ばれて(アレンジされて)いることを知った。ある番組のエンディングテーマにも使われていたような気がするが,クレジットにはホルストの「ホ」の字も出てこなかった。実は今やこの編曲の方が一般には有名で,その曲が流れたときに「あ,木星」と言ったら「違うよ」と友人に否定されたことがある。これは上の「夕焼け小焼け」とは違って,ちとまずいのではないだろうか。著作権云々とまでは言わないが,この曲を最初に編集した人が例えば「自分の曲名:ホルストの木星から」とでも副題を付けていれば,こんなことにはならなかったのではないだろうか。ちょっとホルスト氏に申し訳ない。
この曲が作られた当時は冥王星は発見されていなかったから組曲は 7 曲構成である。この曲を初めて知った学生のころ,ちょっと残念な思いがあったが,なんと最近,冥王星が惑星群からはずされてしまった。組曲としては完備になったものの,それはそれでまた残念だ。