2010年9月4日土曜日

土木学会論文集への投稿はソフト限定

噂によれば,某社のワードプロセサ以外による投稿は受け付けなくなるそうだ。つまり [La]TeX は駄目。これで僕はもう投稿できなくなる。呵呵。全部英語にして国際論文集に出さないといけなくなるのか。ちょっとトホホだ。論文は中身で勝負だからワードプロセシング出力と組版の(例えば読み易さ等の)差は問わないのだろう。ま,フォントの芸術性なんてのには聞く耳を持たない連中が決めることなんだろうが,相互参照等を間違いなくすることができる便利なソフトを使っている人を排除するのが目的か。ハハハ
ある民間企業の一商品だけしか使用を認めない公益法人の姿を問題視するのは,単なる言いがかりに過ぎないのだろう。しかし現行の版下投稿システムを作ったとき,僕の元ボスの故 N 先生や某私大の N 先生(当時編集委員会幹事)とはいろいろな都合を受け入れる工夫を最大限考えた。ところが委員会が,関連したソフトを某社に格安で会員限定で配布するように依頼して馬鹿にされて断られたと聞いたことがある。当たり前だ。また,ワードプロセサ出力の醜さは棚に上げたまま,[La]TeX 版下に対する過剰で異常な無理難題な要求を,TeX の仕組を全く勉強していない事務局がし続けたのは,僕がその関係者だからよく知っている。
しかし,多くの価値観に基づいて技術開発をしてきた・していく土木工学をとりまとめる法人がこういうことでいいのだろうか。うん。価値観といえば,最近の世の中はどこか変だなぁ。身近や世の中の流れの中にモノトーンの怖さを感じることが多いこのごろだ。