2010年8月29日日曜日

教員の公募ということ

学生さんと学科・専攻の将来とのためにいい人材を得るために,普段からアンテナを高くしつつ目をつけた若い先生を縁故採用すること自体が間違っているとは決して思わないが,思いもかけない人が応募してくるかもしれないという点で,補足的に有用な方法だろう。結果が縁故採用であったとしても,公正な公募をしたのであれば全く問題は無い。ただ,大学人は常識人ではないから,縁故採用に問題がある場合があるのかもしれないが。呵呵。
以前,公募の結果学内からの 1 名の応募だった人事案に,他専攻の某教授が質問した。要はなぜそんなに少ない応募しかなかったのかという点だが,当該分野が新しいのだから仕方がないということで納得してもらった。その折,その教授周辺から出た話では,ある国(日本ではない)では 10名くらいは(絶対的な数値らしい)応募があるべきだということだったし,その教授はそれを是としていたようだ。全く理解できない。その国の研究資金獲得に際しても同様の申請があることに対しよく言われる悪口に,「ハエが群がる馬糞のような研究テーマに・・・」というのがある。
だから何ということではないのだが・・・