2011年7月31日日曜日

予防医学は必要だがもう少しマナーを

集団検診の結果が送られてくる時期には憂鬱になる。既に指摘されて治療していることについて,また,精密検査や産業医との面談が必要と書いてくるのである。また,ボーダーに近い数値についても同様だ。過去の履歴に基づいた指摘ではないのである。ずぅーっとその値が続いていても指摘する。ようやく昨年くらいから少し改善されて,治療中だとそれを続けるようにという記述に変わったが,それでも面談が必要と書いてあることがある。集団検診よりも精密な血液検査を頻繁にやっていて,より精度の高いデータをしかも時系列で医者に眺めてみてもらっていてもである。血圧すら機械測定である。高めに出ることは承知の上だが,またそこで一言あって深呼吸させられる。いつもと同じ数値じゃないかと不愉快になる。
通常の医者による検査結果の診断よりもいいかげんに,集団検診検査機関は結果を診断しえいるだろう。だって,そんなに金をかけられないから。だから手抜きの報告書が送られてきて,既に患者になっている者は不愉快な思いをしている。

2011年7月30日土曜日

博物館の音声案内-みなさんとても勉強熱心

先日,友人がくれたチケットで久しぶりに博物館に行った。某企画の最終日だったこともあって混雑していたが,まず驚いたのは,多くの人が音声案内を借りていること。お勉強をしたいのだろうか。熱心なものだ・・・また,ガラスに沿って列を作って並んでいる。前方の人が動かない限り,ご自分も動かない。展示紹介をすべてといっていいくらい読んでいる。だから列はなかなか進まない。僕らはこんなに勉強熱心だったっけ。これに比べると,大学生は不真面目だねぇ。教科書もろくに読まない。
列からずれて,隙間が空いている展示を見ながら行ったり来たりする。これで,ほとんどすべてを見ることができる。どうせ,自分自身にとって印象的な展示は数えるほどだ。だから,すべての展示紹介を読むわけでもない。むしろ,紹介文よりもその「ブツ」を見て自分がどう感じるのかが大事ではないのか。気に入ったものは,前横うしろ斜め下から・・・という風に眺めまわす。そうやってみても,2 時間はゆっくり楽しめる。
絵も同様だ。まずサラッと眺めてみる。中に印象的なものがいくつかある。そいつをじっくり楽しむ,空想する,夢想する・・・これでも 1 時間は楽しめる。ピンと来ない「ブツ」をいくら眺めても,頭は活性化されないと思うのだが・・・

2011年7月24日日曜日

産地を明記して風評被害を増やそうってか

牛肉の汚染発覚の後,インタビューで「少なくとも産地を明記して欲しい」という消費者の声が出ていた。つまり,このおばちゃんは,「福島」とあれば,それが福島のどこであろうと何であろうと買わないわけだ。あるいは「福島」と「宮城」の違いも分からないおばちゃんの場合はついでに東北地方産はすべて買わないわけだ。「仙台」が「宮城」の県庁所在地だと知らない九州人が少なくないかもしれないことは,出身者としては容易に想像できる。あの下品な「チームドラゴンのリーダ」がいみじくも発言した通りだろう。「仙台」が「岩手」や「青森」にあると思っている九州人もそんなに少なくないのではないか。なにしろ「宮城」も「岩手」も県庁所在地が「宮城市」「岩手市」ではないのだから。風評被害は産地明記で益々大きくなる運命にあるように思えてならない。
「人の噂も七十五日」とは言うけれど,一度駄目になるとなかなか元に戻らないのが風評なり噂である。本学工学部は一時期,入試における英語の比率を下げていた。そのころの学生には「英語が苦手なので東北大を」と明言する者がいた。それが10年以上経った今でも,英語の能力は他大学学生よりも低いように感じる。この入試は自業自得ではあるが,風評被害は一番厄介である。

2011年7月23日土曜日

日本の未来は大阪のおばちゃんが

女子サッカーが快挙だ。女性の方が元気がいいのは,もう何年も前からだ。入試や職員採用の面接でも,きちんと答えられるのは女性の方が多い。この手の面接では女性の方が分母が少ないから,実力として女性の方が上なのだろうと推測する。男がますます子供化している,と大人気ない僕が書いても説得力が無いか。前にも書いたが,廊下を拡がって道を空けないのは男子学生の方が多くなった。レジでまごまごしたり他人を思い量らないのも男性が増えてきた。恋人同士でレジにいて,愚図愚図する男性をたしなめるのも女性だ。日本の未来は女性に託さないといけないのかもしれない。
ところで電力の融通が東西日本でうまくいかない理由の一つに周波数の違いが挙げられたとき,某 TV「・・・いいんかい」番組で,これが好機だから全国 60 Hz に統一して大阪文化を日本の標準にしようじゃないか,というのがあった。電車に秩序無く乗り込む文化は困ったものであるが,レジで支払ったところで「ありがとう」や「ごちそうさま」と言うのはかっこいいでしょ。無言の東京人・・・客はそんなに偉いのかい。ま,そんな枝葉末節はともかく,このままこの計画が進むと,日本の将来を大阪のおばちゃん達が支えることになりそうだ。それはそれで厄介かな。

2011年7月17日日曜日

やらせた役所がやらせを叱る

資源エネルギ庁が各電力会社に,原発関係の事項に関してやらせをしたかどうかを調べさせているという。そもそも無条件に原発を推進させてきた役所がである。それを反省しているからではなく,やらせを叱るための調査をしているのである。どこかおかしくないか。いや,完全におかしいのではないか。理解できない。
化石燃料を使わず,脱ダムをし,原発を停止し,エアコンは使うなとのお達しだ。国民には無理を通した上で,苦しんだ会社のモラルには厳しい。やっぱり,苦しんでいないのは役人と政治家だけじゃないのだろうか。理解できない。
御厨氏の投稿を読むと,復興会議でも役人は腰が引けているそうだ。それは民主党への嫌がらせかもしれないが,専門家としての提案をするために,あの難しい国家公務員試験に合格したのではないのか。責任逃れをしているとしか思えない。

2011年7月16日土曜日

10 年間だまされていた

正解はネットのあちこちにあるのだが・・・
留学する直前にイギリス大使館がバックにいる著名な英語学校に一ヶ月だけ(とはいえ数回の通学だが)通った。成績はとっても悪かったが,普段回りにいる人と違う人達と会えたことは,実は大きな驚きだった。井の中の蛙という言葉を実感した機会だった。そこで某私立大学の文系の同年代の学生さん達と仲良くなり,昼食等を共にしたこともあった。そのとき,彼ら曰く「『納豆』という漢字は豆を箱に納める(おさめる)と書くから豆腐のことで,『豆腐』は豆を腐らせると書くので納豆である。中国では逆なのだ。」と親切に教えてもらった。それから 10 年間,信じてしまったよ。
日本に戻ってきて数年経ったあるとき,学食で学生と食べていたときに隣によく知っている中国人の女性がいたので,この話をその場で日本人学生に披露したあと,その中国人に「だよね?」と言った途端,「先生ぇ,馬ぁ鹿ぁじゃないのぉ。中国でも豆腐は豆腐だぁよ!」と怒られた。で先日,あまりにも多くのことを知らない卒論生にこの嘘を吹き込んでおいた。信じたかどうかわからないが・・・元不良公務員の悪戯・・・

2011年7月10日日曜日

早くっ!は二度生きる

学内の裏方準備室での雑談で,和製英語等の話をしていたところ,某先生の英語では形容詞が 2 回繰り返されるということが明らかになった。これは実はタイ英語だとか。うぅーむ。そういえば,もしかしたら『早くして欲しい』ときには万国共通で繰り返しになるのではないか? と僕が気付いた。知っているものを列挙してみよう。
‘早く早く’`quick quick,' `schnell schnell,'‘ハバハバ’だ!
だから英語では `on the double' って言うこともあるのかってのは冗談である。もちろん `double' はそういう意味では使われていない。もう一つの言い回しで,よく映画で聞こえてくるのは `step on it' だ。こっちの語源は知っている。

2011年7月9日土曜日

いかれた人は降り【れ】ないから,あぁ疲れる

鹿児島市バス内アナウンスで,「**へはこちらで降りられると便利です」というのがある。多分,そこでは普通はバスは停まらず,日頃の行いがいい場合に限ってラッキーなことにそこで降りることができて**に行き易いのだろうなぁ。
学生さんと,例えば助教授先生が先週どこそこに行ってきたという話をしていて,僕に対して学生さんが「先生もいかれたのですか」と話しかける。確かに僕は 40 歳を越えたくらいで頭が相当イカレてきたなぁと改めて思い直し,反省することになる。
学生さんや秘書さんと廊下で会うと「お疲れ様です」と言われる。特に疲れているわけでもないので「疲れてない」と答えると変な顔をされる。どうやら土木の業界用語ではないかと疑っている。そういえば最近,代わりに「お元気様です」と言ったらどうかとかいう番組を見た。何のことかはわからないが・・・
最近(10 年ほど前に)知ったのだが,目上には「ご苦労様です」とごあいさつしてはいけないらしい。土木関係の人はこれ頻発しませんかねぇ。僕は誰にでも「おす!」「ちわ!」だ。面倒だし。目上には頭を下げて「こんにちは」だ。どうして「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」と言う学生さんがいないのだろう。勉強をし過ぎてみんなかなり疲れてきて,イカレているらしい。イカレていたらろくな論文は書けないよ!

2011年7月4日月曜日

九州人の代表か?君は?

松本何某大臣(この人にはその資格が無いだろう)が東北地方で暴言(本人は全くそう思っていない・・・多分今でも)を発し,それを九州人だから云々と馬鹿を言ったようだ。
こんな下品な人間が九州人だと思われるのは心外であろう。僕は気に入らない。極めて下品な人間だというだけだ。なんで,自分が九州人の代表みたいに思っているのか?わからない。阿呆は阿呆だ。九州人だからではないのである。頭も悪いし品も無い。こんな人間が九州の標準的な人間だと思われては困るし,そういう発言をする松本は傲慢であろう。あぁーあ。

2011年7月3日日曜日

電話になっちゃったメイル

電子メイルが便利だったのは,受け取る人の都合や状況を考えずに自由に連絡ができることだった。電話だと,例えば来客中とか忙しいときにすると迷惑ではないかということを常に考えた上に,通じたときに「今よろしいでしょうか」と挨拶をしないといけなかった。その不自由を開放したのがメイルだったのだ。ところが,携帯電話のメイルが主流になった昨今,例えば学生さんを呼び出そうとしたとき,「うぅーむ,今はまだ授業中かもしれないなぁ」とか,「夜はまずいかなぁ」とか逡巡しないといけなくなった。不便だ。
この携帯電話のメイル。面白いことがあった。1 年生のパソコン教室を担当したとき,大学のパソコンから携帯にメイルをさせて,それに対して自分の顔写真を添付して大学に返信する作業を指示した。すると「パソコンってすっげぇー。電子メイルができるんだ!」というのだ。彼らにとっては無線のメイルがまず当然であって,それが机の上のマシンとやり取りできる方が不思議だったのだ。思わず笑ってしまった。

2011年7月2日土曜日

味には全く自信は無い

こんにゃくを冷凍したことがある。煮物を日曜日に作ってちょっと不安だったので冷凍したのだが,「こりゃ何?」という物質になる。知らなかったからだが,友人に報告したところ「そういう別の食べ物だと思って食べなさい」ということだった。なるほどである。
随分前だが,Y 屋の牛丼弁当を学生さんが買ってくるからというので,一緒に頼んだことがある。ちょっと遅くまで仕事をしなければならなかったからだと思う。そのときが初めてであったが,食べて「牛肉が入っているの?」というのが第一印象だった。以来,二度と食べたことがない。これもまた別の食べ物なのだろう。しかし世間ではかなりの人気があることから,この味と舌触りなりが標準なのだろうとは思ってはみているのだが,僕には受け入れられなかった。
シカゴ美術館の中庭のレストランにはローストビーフを挟んだフレンチディップのパンがあったと思うが,これがうまい。しかし,日本人の友人は臭くていやだと言った。肉の味とえぐさだと思うのだが。日本の和牛が出される高級レストランの牛は,この肉さ! が無いように思う。豆腐のように柔らかいし,えぐくない。しかし,それが現代の日本人の嗜好らしい。