2011年6月25日土曜日

藤原道山さんの尺八

年始にぼぉーっと TV を流しっぱなしにしていたら,この人の活動の番組だった。既成概念としての尺八を変えたいとか・・・で,三味線とピアソラもやっているようだ。しかし,どうも武満徹のノヴェンバーステップスの琵琶と尺八による和的な静寂と狂喜(狂気?)のようなものではなく,ポップスのように聞こえてしまった。ま,そこがねらいなのだろうね。
もちろん武満さんのもご存知なのだろうと推測したのだが,ちょっと残念だ。きっと僕にその既成概念があり過ぎるのかもしれないが・・・と続けて番組を聴いていたら,お師匠さんが山本邦山さん。お師匠さんはノヴェンバーステップスを演奏していました。なるほど。だが,ちょっと違う方向の新しい音楽のような感じです。
しかし,この方のように,没頭してやることができる仕事を持っているというのは素敵である。最近,卒論等の学生さんで,没頭してしまうような姿を見せる人は半分くらいしかいない。言ったことをするだけだ。楽しそうでもない。なんのために大学に入って仕事に就こうと思っているのだろう。そういう姿勢でやる将来の仕事は楽しいと思っているのだろうか。そういえば現場でも,新入社員のガッツが無いという不満があるように OB から聞こえてくることがある。土木の分野の学生さんもみんな,いわゆる草食系になってしまったのだろうか。仕事が楽しくないから数年で辞めるのだろうか。