2011年4月16日土曜日

民主党は日本を滅ぼす

政治主導がうまくいかないこと,そして役人さんと地方の出先役所が必要不可欠だったことを明らかにしたのが,今回の震災だったのでは。国交省の東北地方整備局は地震発生当日から建設会社等に指令を出して復旧を始めていた。翌日に簡易舗装されて復旧した道路も多々あった。今回は高速道路も一般車を排除し,また東西の道路復旧を急いだことで,あれだけの被災の中でガソリン等の緊急用物資輸送も比較的早く開始された。
もし民主党が先走りして地整を無くして県に任せ役人の首を切っていたら,この震災は一ヶ月以上経った今でも,ほとんど何も復旧できなかったかもしれない。地方政治家が走り回って建設会社を動かしたとしても,それは微々たる力に過ぎないからだ。役人を馬鹿にして政治主導と称して,行動はしないまま東京にいて思考していても何も解決しない。地方の役人は思考は後回し(失礼:思考したとは思うが)で,普段から想定していた復旧行動をまず起こし,現場現場の状況を見ながらアクティブに思考して行動を改善させてきた。もちろん役所所有の資材・機材・人材等は限られているから,**協会等を動かして(そういう力も政治家は持たない)民間に資材・機材・人材を提供させてきた。それでも足らない部分は自衛隊への依頼だ。もちろん,そのため,一般工事はすべてストップして後回しであるが,それは国民も十分我慢できる措置だろう。
だからといって,自民党に期待しているわけでもない。今の原子力システムを作ったのは彼らだろうし・・・日本はどうなるのだろう。