2012年2月26日日曜日

おもろい変人

「白い恋*」のメーカーが某メーカーの「面白い*人」を訴えた。なら,全国で売らなければいいのではないか。「白い恋*」が北海道内のかつ狭い地域の売り場でのみ売っていれば,それ以外の地域でどんな類似商品が出回っても全く問題が無いのではないだろうか。
たまに利用する銀座ウェ*トのクッキーは,原則(ネットを除く)東京でしか売っていない(海外に一箇所だけあるのが不思議)から,類似商品が他の地方で売られていても,消費者は似て非なる商品であることがすぐにわかる。特にその愛好者なら確実に間違うはずがない。だって東京以外では売られていないことを愛好者は知っているからだ。
ギスギスした雰囲気が最近満ちてきているような気がしてならない。中国の類似コピーについても一般国民は,実は面白がっていたでしょう。そういうおおらかな心で大阪人の悪戯を眺めれば済むことである。
しかしだ! 他人の著書や論文にある図に非常によく似た図を描いて,自分の修士論文やら卒業論文やらに入れるのは違法だっ! 学生さん! 注意!

2012年2月25日土曜日

お肉の味よりソースか

某ハンバーグレストランの TV CM を見ていたら,ビーフ・ハンバーグがせっかくのレアなのに,それを何かに押し付けてジュゥー! せっかくの肉のアクの味を消して食べるのがマナーなのだろうか。なら,最初から火を通してもらったらいいのではないか。肉が好きなの,それとも・・・
アメリカで,某レストランのハンバーガーはレアでも頼めた。もちろんハンバーガーとは言っても手では持てないからナイフとフォークで食す。食べているうちに白い皿はうっすらとした赤で覆われるのである。これがうまいのだ。付け合せはオニオンフライだったが,これも Boge Cube のような(一部の人間以外には理解できないかな)いでたちで出てきて,これもまたうまかった。こういう肉は日本人には合わないではないかと思わせるような CM だ。どうなってるんだろう?

2012年2月19日日曜日

常識と冗談,パートツー

蛸は英語で「オクトパス」である。オクターブとは「8 度」の音程差である。八重奏は「オクテット」である。つまり,「モノ」「ジ」「トリ」「テトラ」を知らなくても,「オクト」が `8' だということはわかるだろうと思ってそれを伝えたあと,じゃ,なぜ十月のことを英語で `October' というのか? と訊ねて答えられる人がいない。若者だけではない。僕よりちょっと若い人でもたくさんいる。
そこでさらに,「シーザーのことは知っているか?」と訊いてみると「知らない」というのである。もう,どうしたらいいのぉー,であるよね。内田樹さんの嘆く通りである。猿が出てきて何かしゃべる TV CM で,その猿を「カエサル」君と呼んでいたと思うのだが,これは何なのかも理解されていないのだろう。今後の日本は果たして・・・

2012年2月18日土曜日

常識と冗談

ある友人が,「蛸」のことをフランス語で `ashihapponne(アシハポォーン:スペルは下に出てくる別の友人の創作)' と言うと教えてくれたことがある。したがって? 「イカ」は `アシジュポーン' である。これを,某大学生 A 君にそのまま教えてやったあと,その教えたことを別の友人に言ってお互い笑っ合った。するとそのあと,その友人がさらに,その A 君に「複数のときは `レザシュァポーン' になるのよ」と教えた。そのあとで僕に A 君は,その複数のことを丁寧に教えてくれた。
こんなことで,我が国はどうなるのだろう。内田樹さんが随筆(「街場の大学論(角川文庫)」)において,受験で必要なことしか学ばないから常識が無い国民が増えたという趣旨(もっと重い話だと思うが,使われている漢字や語句が難しくて僕にもわからなかった・・・呵呵)のことを述べている。まさにそうである。どうしたらいいのでしょう。ちなみに `See you tomorrow.' はスペイン語で「あしたまにあわない(明日間に合わない)」なのだが・・・

2012年2月12日日曜日

すいません,たばこ,のみます

うちのおやじが文句を言っています。例えば TV などで,申し訳ないという返事を「すいません」と言い,また文字としても表示されてしまっていると・・・うぅーむ,どうなんだろう。ま,多くの人は「どうでもいい」と思うだろうねぇ。と,この「いい」も口語でしかないという文章を見た記憶もある。ま「どうでも良い」のであろうが・・・「コンニチハ」も今じゃ「こんちは」「ちわ」だし・・・「すんません」はよく使う。
おっと,またぞろ「ケンミンショー」である。「ん/ない」の文化境界が糸魚川静岡構造線あたりにあることを知った。西が「ん」文化だ。「いらん」「知らん」「行かん」「来られん」「せん」「しきらん(ん! これはかなり訛っているか)」「うちん家(ゲェ)」「んにゃ」「んだもしたん」呵呵。僕は全国区だと思っていたんだが・・・
ところで,山口瞳さんがおっしゃってます。たばこは「すう」ものではありません。「のむ」ものだそうです。言葉は正しく使いましょう。

2012年2月11日土曜日

電子レンジを発明した人は偉い

電子レンジはどのくらいお使いだろう。たいていは「暖め」だけではないのか。が,しかしである。最近は驚くべきツールが出回っていて使っている。
まず第一は「ゆで卵製造器」である。生卵を入れて『チンッ!』でいい。半熟も可能だ。コレステロールを上げるには最適な装置である。次に「パスタ茹で器」である。乾麺を入れて『チンッ!』で終わりだ。しかもである。各社から「和えるソース」もたくさん出ている。15 分でおいしいスパゲティができあがるから,惣菜をコンビニやスーパーで買ってくれば一食終わりである。同じ機能のものに「インスタントラーメン製造器」がある。これは,まぁ,なくてもいいかもしれないが,火を使うのが心配な人たちにとっては便利である。父に送った。
少し高級なものに「蒸し器」がある。「ル*エ」という商品名のもので,何故か輸入販売の仕方によって値段がかなり異なる。これも,料理を作るのは想像力がかなり必要だが,温野菜は簡単である。これと上述のパスタやラーメンがあれば,これでまた一食終わりである。附属のマニュアルを見ながら「野菜の牛肉巻き」も簡単だ。10 分でできる。そしてまたしても,しかもである。各社から「ソース」が出ている。例えば「おろしのタレ」でこの肉巻きは絶品になる。焦げることなく柔らかくできるから,年寄り(父)にも受ける。
さて,極めつけが「餅焼き網」だ。「網」とあるが,プラスティックでできた大根おろし器を大きめにしたものを想像すればいい。水で濡らした餅を乗せて 1 分「チンッ!」で,搗き立てのようなトローリ柔らかい餅ができるから,大根おろしでも海苔でもおいしく食べられるのだ。スゴィ! 納豆も人気だが,大根おろしが一番である。

2012年2月5日日曜日

消費税と大学

消費税アップだそうだ。確かに諸外国と比べて低いらしい。また地方税が嗜好品(酒など)に課せられていないことは前に書いた。
さて,不景気になって一般国民は支出を抑えざるを得ない。金が無いからだ。しかしこれは,一部の本当に真面目に困っている家庭以外は,耐乏生活というのではないのではないだろうか。バブルの時代のことは特殊だったと自覚した上で,普通の生活を始めているのではないか。バブル時代のように,買わなくてもいいものを買わない。当たり前の普通ではないのか。最初の車検の前に新車に買い換える? 馬鹿な! と僕は30年前に思ったものだ。
では,国は支出を抑えているか。否,役人の頭の中はバブルの時代のままなのだろう。予算を獲得することしか考えていないように見える。大学内の財務でも同じだ。事務は予算を余そうという努力はしない。赤字を何とも思っていない。余ったら取り上げられる,次年度減らされる,という文部科学省あるいは財務省の悪弊が未だに大学内にあると信じている。くだらない。余す事務部署の方が優秀なのに。大臣が官僚に洗脳されているという噂をよく聞くが,大学内も事務職に太刀打ちできる教員が極めて少ない。

2012年2月4日土曜日

節約は大学でもできる

朝日新聞に私立高校教諭の頼富雅博氏が,大学の学費を下げる努力を大学当局はやるべきだと主張している。
大学の運営費交付金は毎年 1% ずつ下げられている。そして,研究費は外部組織から得るように指導されている。もちろん実用性等の観点から,基礎的な学問には外部資金は得にくいから,やはり学生さんからの支援で研究をせざるを得ないものもある。しかし,特にこの震災後,研究費を節約せよという声は内部には全く無いのも事実である。仕分けをされたときは,学長や総長・ノーベル賞受賞学者が TV にまで出て研究費削減に反対をしたのだが,震災支援のために例えば 5 年間は研究補助を半分で我慢しようという声は全く出てこない。それどころか,災害の研究をもっとやらないといけないという概算要求を出し,役所がそれに満額回答に近い対応をしている。被災学生の宿舎を on campus に造るための経費を計上している。大学が本当にこれでいいのだろうか。
裏の噂には,いろいろ灰色なことが出てくる。同じテーマで二つ以上の外部資金を得てはいけない規則の資金を複数得ているといったこともある。これは,その資金を出す側の不勉強と怠慢が主原因ではあるが,申請する側も遠慮というものをしたらどうなのだろうと思ったりする。孔子の時代のように仁義を我が国でも説く必要が生じ始めているのだろうか。前にも書いたが,文部科学省が支援すべきテーマの質と,その他省庁がすべき質は異なるべきである。しかしそうはなっていない。