2011年10月1日土曜日

ハンディキャップを持った方用

朝日新聞の声の欄に「健常者は優先トイレ(使用)を控えて」欲しいとあったが,これは,悪意は無い(切羽詰った)健常者の利用もあり得るから難しい問題だ。健常者用のそれと同じスペースに並んでいる場合にはなおさらだ。優先トイレだけを店員が常駐している例えば化粧品売り場(客に化粧をしてくれるスペース)の奥に置くというのは駄目だろうか。店員の存在が健常者への抵抗になってくれないだろうか。しかも店員の手が空いているときは車椅子を押してあげるように指導をしておくのだ。ハンディキャップを持った方には逆に不便になるのだろうか。何か良い方策を考える必要があるとは思う。
これに対し,ハンディキャップを持った方用のエレベータボタンは,健常者は押さないようにすべきだろう。僕がいる機関では役所や執行部から節電を要求されていて,他の学科では 2 台のうち 1 台のエレベータを止める等,ちょっとどうかと思う対応を強いられている。僕がいる建物がリニューアルしたあと,エレベータの 1 基がハンディキャップを持った方に便利なようになった。いいことだと思った。ところがである。あまり頭の良くない非常勤職員さんは常に,普通のボタンとこのハンディキャップ者用のボタンの両方を押すのだ! 僕の目の前でやったので注意したが,どうも理由(ボタンによって異なるエレベータの動作)も納得してもらえなかったと見えて変な顔をされた。上述の節電のこともあったので,僕が手を出せるフロアのハンディキャップ者用ボタンのところには,「健常者は押さないで」というシールを貼った。効果が上がっているかどうかはわからないが,両方押す人を僕はその後目撃していない。もっとも,節電への効き目は疑問だが。