2011年10月22日土曜日

男尊女卑の九州人

そういう風評がある。ほとんど当ってない,とどこかに書いたかな。ご主人が帰宅する。食卓横には魔法瓶が既にスタンバイ。その横には高級ではない焼酎の一升瓶(か紙パック:僕は,さつま島美人の紙パックをご近所の酒屋さんに取り寄せてもらっている)。さてご主人が着席して子供もそろうと,奥様が「おやっとさぁ(平らに発音した上で「さ」以降は上げていくこと:お疲れ様という意味)」と発声して食事が始まる。もちろんご主人はしょちゅである。「いただきます」と言うことは無い。鹿児島ではない九州の場合は,このあたりの細かい手続きは違っているが,ま,子供の前では,そして外では,ご主人には優しくしてくれる。ご夫婦で例えば結婚式に招かれたとする。会場では,たいていはご主人が偉そうに歩いている。これができない例えば九州外からの奥様は,早晩三行半を交付されるだろう。
なんだ,噂通りじゃないか。が,しかしである。その結婚式から帰宅すると実は家庭では奥様の方が主導権を持っている。多分「今日は付き合ってもらってありがとう。疲れただろう。」と,ご主人は奥様にはとても優しい。出張しても夜には奥様に電話をする。夫婦二人きりだと,たいていは奥様の方が地位は上だろう。しかし,表に出ると奥様はご主人を立てる(ような振りをする)必要がある。それが九州の男性を心地よくさせる。これをめんどくさいと思う例えば九州外からの奥様は,先に書いたような事態になるだろう。
大きな問題点は,九州男子が奥様だけでなくたいていの(もちろん個々に気に入らない異性はたくさんいるのだが!)女性に優しいことだろうか。あ,それって僕だけ・・・ごめん。