2010年12月26日日曜日

大学教員の本性

今年もメジロがベランダに来ました。
さて,学生さんや同僚あるいは仕事をする仲間以外の人とは何も利害関係にはないし,エーカッコシィーもしないでいいので,素が出る。同僚には悪いが・・・通っているジムで会う人々が持っている大学教員の評価は,このところ随分下がってしまっていると思う。かなり前,会うたびにいろいろな話をしていたそのジムの非常勤職員の女性は当時 20 歳台後半だったと思うが,あるとき(僕でも東大に入学できたのだから)「先生,私もなんだか東大に入れそうな気がしてきました。」とおっしゃった。そう,きっと大丈夫だ。
先日届いた東京大学出版会の機関誌 UP の No. 455 に,とても面白い随筆があった。理学部の須藤靖先生の連載で「注文(ちゅうぶん)の多い雑文」という洒落た題目のシリーズであるが,今回は「大学教師をめぐる三つの誤解」というものだった。ご自身のお嬢さんとの文頭の逸話が傑作だが,その三つの誤解とは「講義以外は大学に出てこない」「人格者である/変人である」「頭が良い」である。何となくわかる人には予想がつくと思うが,興味を持った方は是非眺めて欲しい。どこで読めるのかな? ネットにはありませんでした。正解は「会議には出てこない,出たがらない,出ても建設的な提案はしない」「わがままである/価値観が狭い」「頭が良いと思い込んでいる」・・・なのかもしれないなぁ。