2010年12月5日日曜日

学生さんのご挨拶

最近は,学生さんは会釈すらしない。僕らが学生だったときは,習ったことのある先生と廊下ですれ違うときには会釈くらいはした。中には学生全員の名前を覚えておられる先生(土質の福岡先生)もいらっしゃって,学生の会釈に名前を付けて返してくださって驚いたものだ。僕は学生の顔と名前を覚えられない,が,会釈くらいしてくれればこちらも声を掛けて挨拶くらいはしますよ。高校のときの担任が還暦を迎えたときに,夏休みの高校のかつての教室で漢文の授業を卒業生で受けた。高校の廊下を歩いていると生徒(夏補習だ!)がみな会釈をするので驚いた。が,これが当たり前だったはず。ちなみに漢文の授業は「論語」についてだった。
さて,就職担当だったときにリクルートに来た OB が,挨拶もできない人は仕事もできない(我々は集団で協力しながら仕事をする)から,そういう学生は雇わない。いくら誤魔化しても,見学会や懇親会等ですぐボロが出るからわかるということだった。付焼刃ではだめということだったが,就職担当としては立場上学生に注意事項をアナウンスしなければならない。しかしメイル連絡をしてすぐに後悔した。というのも,そのアナウンスの直後から多くの学生が急に会釈をするようになったからだ。あぁーあ,面倒臭い・・・