2018年11月11日日曜日

英語能力下から四番

    ラテン系が下位なのは,そうかもしれない。が,かつては日本と韓国が最下位だったと聞いた。台湾がこんなに下なのはなぜだろう? さて,「韓国がグンッと上に上がった,追い越された」というのが関係者の言い訳らしいが,はやり日本が英語に対するコンプレックスを減らせていないのが原因だろう。だからといって,小学生から話せるようになるのが重要だとは思わない。接することは大事だが,論理的な文章を読んで論理の流れを「英語で理解」する能力が無いのがこの原因の一つだろう。英語の方が日本語より論理的な記述をしているということを教えるのかな・・・? 紛争地域の路上のインタビューなどで,ラテン系でも中東でもマイクを向けられた一般人とおぼしき人が英語で話しているニュースをよく観る。文法通りではなくても,少なくとも言いたいことを言えているわけだ。それは単語と文の論理的な(母国語を使った)構成能力がまずあるからではないだろうか。学生さんの書いたものや専門についての日本語による発言には,某オリンピック・パラリンピック担当大臣並の国語力しか無いことが多い。中等教育を根本的に(大学入試のための教育ではないということを)考え直す必要があるんだろう。