2018年7月15日日曜日

放流はダムを守るため?

    ニュースで市民の方が,ダムを守るか町を守るかの選択肢だったとお話しになった。ちょっと悲しい。タレントのようなニュースの MC もときどき変なことを言う。国交省はもっと丁寧な説明,つまり,放流しなかった場合に起こり得ることまでを説明すべきだろう。
    河川工学は真面目に勉強しなかったが,放流しなかったら越流するか堤体が壊れるかだろう。ま,後者は無いのかもしれないが。前者だったらどうなるかについて国交省は説明して欲しい。下流の町は放流したときと同じ被害を受けるわけだが,被害発生が越流まで遅らせることができる。その時間差と万一の堤体の崩壊の天秤にかけて・・・と考えると,現状では止むを得ない放流だったとも判断できるのではないか。専門家がもっと丁寧に説明しないと,今後も土木屋は悪者のままだ。困ったなぁー。