2018年4月5日木曜日

奨学金

    おっと,一つ書き忘れた。博士課程修了者の就職難は,これはまた別である。文科省がむやみと(大学側もそうかな?)大学院大学にした一方で,修了者の就職先の準備を怠っていて,いまだにそのままだからだ。だから数が増えてしまった(定員割れすると交付金が一方的に減らされるという役所からの脅し付きのため)博士は,任期付き研究員くらいしか就職先がなく,就職した途端,次の職場を探し始めないといけないらしい。配偶者がいたらたいへんだろう。博士課程のあり方と奨学金(学振の研究員も同様だ)のあり方は再検討が必要だ。成績がよく成果を出した学生さんに対する世話はするが,学位取得後は自分でやってね!という体制なのではないだろうか。