2011年3月20日日曜日

いいことをしたときは見て欲しいのかい? その 2

いいことなら,誰かに見られていようといまいと,それが表に見えようと見えまいと,やるのが筋である。カタチにすることが重要なわけではないはずだ。意味は全然違うが,我が文化に沿ったもの言いの一つである「天網恢恢疎にして漏らさず」は「存在しないかもしれない神(信じているわけではない)」が見ているかどうかであって,一般大衆が見るかどうかは問うていないはずだ。我が国の文化はますますおかしくなっている。これを 30 分に一度繰り返し繰り返し流して若者を洗脳,否,積極的な粗悪化をしているのが今のマスコミだ。
今回の大地震災害のニュースの中で,売り場の残り少ない品物をごそっと自分が買うのではなく,少しは残すという文化が我が国の文化だと称する人がいたが,同感だ。地震当日の翌日,お世話になっている酒屋に行ったところ,少しずつ物が残っていて,それでも買い物の人が 10 人近くいた。しかしその場で買う人も,全部を握り締めることなく,少しずつ掴んでいた。ちょっとほっとして,僕も少しずつ集めて購入した。ほとんど僕が最後の客になったようだが・・・