建築屋さんの考えは,少なくともここ数年の学内の建物を見る限り,ぼんくらな僕には理解できない。超越した芸術家なのだろうが,一般人が住む箱を芸術物にしてもらっても困るのはユーザー。使用性という限界状態設計法は建築には無いのであろうか。
最近,ある建物がリニューアルされた。ドアには縦長の窓がついている。引越しが始まってほぼ一ヶ月で,かなりのその窓にブラインドやら目隠しプラスティック板などが貼り付けられた。もともとあった意味は廊下を明るくすることだったのだろうか。それなら曇りガラスでもいいのだが,実際は透明ガラスだった。我々の住む予定の建物もあと半年で完成するらしいが,予算の関係でドア周りのガラス窓は無くなったそうだ。よかった。
2014年2月8日土曜日
2014年2月1日土曜日
工学教育
朝*新聞によれば,米国の理系教育のキーワードは Science, Technology, Engineering and Mathematics (STEM) だそうだ。S と T が区別されている。須藤先生@東大の主張と整合するものである。なのにその記事では「中黒」無しで「科学技術」が使われていた。
さらに T と E も区別されている。ABET という機関のページで見る限りは,E は基礎で T (Engineering Technology) が応用のようにも見える。NU の工学部の入った建物は Tech. Inst. だった。応用が主体と見えるが,土木・機械周辺は基礎研究だった。東北大学工学部は T が目標である。ま,目標にするのはいいが,実学とか言い過ぎでは。
さらに T と E も区別されている。ABET という機関のページで見る限りは,E は基礎で T (Engineering Technology) が応用のようにも見える。NU の工学部の入った建物は Tech. Inst. だった。応用が主体と見えるが,土木・機械周辺は基礎研究だった。東北大学工学部は T が目標である。ま,目標にするのはいいが,実学とか言い過ぎでは。
2014年1月26日日曜日
超域大学院
いまや修士までは基礎を学んで基礎研究のお手伝いをするのが本務。それでも修了単位が少ないから実際の基礎知識はかつてよりも大幅に少ないまま社会に出ている。最近の大学や役所がやろうとしていることは逆じゃないのかと感じる。米国は,基礎研究に軍すらが支援をし,大学・大学院では知識を学ぶ。2 年生までの知識なら日本は勝つかもしれない(一般教養はきっと負ける)が,3 年生以上の知識量は多分,米国が 1.5 倍くらいあると感じる。それを引き出しに入れて社会に出て,民間研究所に出て,イノベーションにつながっているのではないか。ミシガンの菊池先生の感想は,確か(僕の解釈で)日本人はイノベーションには向かない気質。形だけリーダー育成とか言いながら,頭の中の引き出しがほとんど無い人材が社会のトップに立つと何が起こるか,ちと怖い。
2014年1月18日土曜日
貴様はこれで騙されてくださるはずです
『2014年「三菱東京UFJ銀行」のシステムセキュリティのアップグレードのため、貴様のアカウントの利用中止を避けるために、検証する必要があります。』というスパムが来る。いくつも来る。『「貴殿」のお知りになるべきことではないのでございますし,「俺様」はそこに「口座」はお持ちしていらっしゃらないんでございます。』と返信してもいいのだが。そういえば何年か前,死んだ母親宛の葉書が来て,めちゃくちゃな日本語・敬語でありました。おやじと大笑いしたことでしたね。
学生さんによると,こういう文章は,例えばどこかの外国語で原文を作ってそれを日本に流すときに,インターネット自動翻訳をすると完成できるらしいということだった。興味深いねぇ。ゼミの論文の英語もネットで翻訳させている学生さんも多い昨今です。
学生さんによると,こういう文章は,例えばどこかの外国語で原文を作ってそれを日本に流すときに,インターネット自動翻訳をすると完成できるらしいということだった。興味深いねぇ。ゼミの論文の英語もネットで翻訳させている学生さんも多い昨今です。
2014年1月11日土曜日
新幹線のリクライニングは戻して欲しいかい?
以前から不思議に思っていたのだが,降りる時にリクライニングをリセットする客がいた。なぜそんなことをするんだろうと。
ところが先日,車掌がアナウンスで「次の客の気持ちを考えてリクライニングをリセットして降りろ」と言うのである。公共交通列車の椅子であるから,当然誰か他人が使っていたものに座らされることは,リクライニングのセット状況とは無関係に当たり前のことである。そしてリセットされた新幹線のシートには非常に座りにくい。飛行機のそれが全然問題にならない程度なのに比べて,「何じゃこりゃ」というほどひどい。僕としては,リクライニングにセットされている方がよほどうれしい。
もしかしたら座る人ではなく,その一列後ろの人の出入りのためか? とも考えてみたが,誰か一人でも降りない客がいればほぼ同じ状況だし,リクライニングの状況くらいではあまり関係ないようにも感じる(学生さんはこれが理由だろうというのだが)。
僕がわからない不思議な「気持ちのよさ」を持っておられる人がたくさんいらっしゃるということか。
ところが先日,車掌がアナウンスで「次の客の気持ちを考えてリクライニングをリセットして降りろ」と言うのである。公共交通列車の椅子であるから,当然誰か他人が使っていたものに座らされることは,リクライニングのセット状況とは無関係に当たり前のことである。そしてリセットされた新幹線のシートには非常に座りにくい。飛行機のそれが全然問題にならない程度なのに比べて,「何じゃこりゃ」というほどひどい。僕としては,リクライニングにセットされている方がよほどうれしい。
もしかしたら座る人ではなく,その一列後ろの人の出入りのためか? とも考えてみたが,誰か一人でも降りない客がいればほぼ同じ状況だし,リクライニングの状況くらいではあまり関係ないようにも感じる(学生さんはこれが理由だろうというのだが)。
僕がわからない不思議な「気持ちのよさ」を持っておられる人がたくさんいらっしゃるということか。
2014年1月4日土曜日
鳥の目
確かトンビ等は視野の狭い望遠レンズになっていて,地表のネズミ等を上空から探せるという解説を聞いたことがある。動くものを探すなら広角で大局的に眺めていた方がいいような気もするのだが。さて写真は,鹿児島の実家に冬になると来るメジロである。鳴き声は独特だから,庭に来ているかどうかはわかる。実家に戻った日には声が無い。ということは庭周辺には飛んできていないのだろうと推測。そこで翌日,ミカンを半分にすると,半日もしないうちに二羽以上が飛んでくる。常に偵察をしているのだろうか。しかも,こんな小さいミカンを上空からどうやってみつけるのか。不思議だ。庭には椿が咲いているから,それにやってきていたのだろうというのが考えられる答だが・・・
以前,職場のベランダにご飯粒を並べたことがある。数日あるいは一週くらいするとスズメが見つけてやってきた。で,毎日置いたら,毎日来ていた。ある日,置き忘れた。するとベランダに並んでこっちを向いて鳴くのである。うぅーむ。
以前,職場のベランダにご飯粒を並べたことがある。数日あるいは一週くらいするとスズメが見つけてやってきた。で,毎日置いたら,毎日来ていた。ある日,置き忘れた。するとベランダに並んでこっちを向いて鳴くのである。うぅーむ。
2013年12月28日土曜日
骨格が見えるから透けるという理屈かな
ま,インテリは知っていることだが,スケルトンは骨格だ。痩せた人という意味もあるが,決して体内が透けて見えるという意味ではないだろう。そう「透ける」という言葉との単なる読み替えである。構造力学におけるモールの定理を用いた共役梁と同じく,本質的なものではないということだ(何のこっちゃ?)。ま,素人さんが使うのはいいだろう。がしかし,某検査会社(土木系)の地中探査車が Skel-Car っちゅうのは恥ずかしくないのか。ちと,いやかなり,問題だろう。「パラスタ」と同様,使っている人の文化的レベルを疑いたくなるのだが・・・
2013年12月21日土曜日
米国文化とその他文化
留学中隣の研究室に,南アフリカ出身の友人がいた。いろいろ話をしたが,ちょっと面白かったのは文化の違いについて教えてもらったこと。
例えば,モンティパイソンとかゲバゲバ(もう誰も知らないか)の番組の中で,床屋の店長が客のヒゲを剃っている場面があったとする。映像は店の様子と店長だけという設定である。そのうち店長がくしゃみをすると「ゴトンっ!」という音が起こる。これだけで日本人や英国系の人間は笑うのだが,米国人は無反応というのである。面白い。米国人はブラックユーモア的なものを嫌うらしいとも聞いた。
さて,映画の中で登場人物が便所で話をするシーンというのは,米国映画には無いとされる(確かめていないが印象はそうだ)が,それ以外の国の映画ではしょっちゅう出てくるのではないか。シャワールームなら米国映画でもしょっちゅうで,かつ男女一緒というのも普通にありそうである。先日 WO*OW でヨーロッパ系ドラマを見ていたら,女性の登場人物のトイレシーンがあった。しかも音までついて・・・文化とは面白い。
例えば,モンティパイソンとかゲバゲバ(もう誰も知らないか)の番組の中で,床屋の店長が客のヒゲを剃っている場面があったとする。映像は店の様子と店長だけという設定である。そのうち店長がくしゃみをすると「ゴトンっ!」という音が起こる。これだけで日本人や英国系の人間は笑うのだが,米国人は無反応というのである。面白い。米国人はブラックユーモア的なものを嫌うらしいとも聞いた。
さて,映画の中で登場人物が便所で話をするシーンというのは,米国映画には無いとされる(確かめていないが印象はそうだ)が,それ以外の国の映画ではしょっちゅう出てくるのではないか。シャワールームなら米国映画でもしょっちゅうで,かつ男女一緒というのも普通にありそうである。先日 WO*OW でヨーロッパ系ドラマを見ていたら,女性の登場人物のトイレシーンがあった。しかも音までついて・・・文化とは面白い。
2013年12月17日火曜日
2013年12月14日土曜日
警察の親切すぎる対応は?
先日留守電に,「県警の*です。電話帳に掲載されているので注意喚起しました。失礼します。」というメッセージ。まさに怪しいので電話番号をネット検索すると,確かに県警の詐欺対応部署。そこの書き込みにも「怪しいと思ったら本当に県警だった」とか。友人にその話をしたら「知ってるよ。うちにもかかってきた」とのこと。しかしですよ,これを逆に使われないでしょうかねぇー。
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