2014年1月26日日曜日

超域大学院

    いまや修士までは基礎を学んで基礎研究のお手伝いをするのが本務。それでも修了単位が少ないから実際の基礎知識はかつてよりも大幅に少ないまま社会に出ている。最近の大学や役所がやろうとしていることは逆じゃないのかと感じる。米国は,基礎研究に軍すらが支援をし,大学・大学院では知識を学ぶ。2 年生までの知識なら日本は勝つかもしれない(一般教養はきっと負ける)が,3 年生以上の知識量は多分,米国が 1.5 倍くらいあると感じる。それを引き出しに入れて社会に出て,民間研究所に出て,イノベーションにつながっているのではないか。ミシガンの菊池先生の感想は,確か(僕の解釈で)日本人はイノベーションには向かない気質。形だけリーダー育成とか言いながら,頭の中の引き出しがほとんど無い人材が社会のトップに立つと何が起こるか,ちと怖い。