2016年5月14日土曜日

仕様より燃費が悪いと事故が起こるのか

    購入時に信じていた数値よりも悪い燃費の車に乗っている人は不安を覚えるのだそうだが,その「不安」というのは何なのだろう,ということを考察してみよう。その発言をしたニュースキャスターに聞きたいのだが,残念ながら双方向通信をしていないので自分で考えないといけない。ま,最近のキャスターは言葉を選ばないので,しょうがないのかもしれないがねぇ。
    さて,リッター当たり 35 km 走ると思って購入した車が実際はリッター当たり 25 km しか走らない場合の「不安」を考察するわけだ。ある日,高速道路を走ったとしよう。燃料メーターであと 2 リッターあると判断した(まさかそこまで走らないのが工学部卒業生の安全率の考え方ではあるが)としよう。仕様通りと信じたドライバーは 70 km は給油が不要だと考えることになる。ちょうど 60 km 先にサービスエリアがある。うん!大丈夫だ。なんてことが起こりうるか? うぅーん。1000 年に一度の津波よりは,起こる確率は高いだろうなぁ。しかし本当に「不安」を感じているだろうか。購入して二回給油するくらい走っていれば,仕様と現実の違いなんて誰でもわかるだろうに・・・。やはり,昨今のニュースキャスターの知的レベルはかなり低いのではないだろうか。
    ところがである。某知事が公私混同をした件で,このインテリと思しき知事自身の言葉もおかしい。公私混同での騒ぎで「心配」している人に「侘び」るんだそうだ。心配しているのは知事のシンパだけだから,公共の電波を使って詫びるべきことではない。シンパ以外の不特定多数の都民・国民は疑っているわけだから心配なんかしていない。やっぱり!と思っているだけだ。だから侘びてもらっても困る。きちんと責任を取って欲しいわけだ。よくわからん日本語が蔓延しているようだ。