2013年6月9日日曜日

外国人の研究室を一括して輸入する

安*総理の提言ということになっているが,外国人教授を招聘するというのは生温いということで,研究室ごとごっそり輸入して,現在の日本人の研究室のいくつか(1500 人か?)と置き換える(日本人はリストラということ)構想があるそうだ。
ま,こんな雑用(運営のための委員会活動)の多い大学教員には特に米国の教授はなりたくないから,そのような候補を集めることは,ま,かなりの困難が伴うだろうが,この考え方はどこかおかしくないのか。
科学の発展とそれを担う人材育成を,日本人が日本人的な発想で行う場所が日本の大学ではないのか。そこに外国人の研究室を輸入して,もし雑用免除・資金は外国のをそのまま使っていいことにしたとして,それが何をどう変化させるというのか? 僕らがかつてやったように,単に留学するのとはどう違うのか? 外国人が国内で出した成果は「日本の成果」になるとでもいうのだろうか。そんなことをするくらいなら,国なり企業なりが外国の大学に研究費をごっそり配分したらどうか。必然的に国内にいては金のかかる研究ができなくなるから,留学するだろう。頭脳流出が嫌なのか。が,それ対応にこういう企画というのも意味不明ではないか。
やはり,不況等の解決できない状況に国が陥ると,くだらん教育改革が提案されるという,僕のおやじの言うことは正しそうだ・・・