2013年3月24日日曜日

外国製試験で大学受験資格を

自*党のまたぞろ教育を不毛に論ずる部会で TOEFL を大学入試受験資格にすることを決めた。本末転倒というよりも,一体何を考えているのやら・・・牛の糞である。きっと,米国からの圧力で New Jersey の会社に受験生家族からの金を捨てさせるのであろう。レポートを日本語でまともには書けない教育しかしてこない制度の上に,この外国製試験による資格試験を課すというのであるから,あきれてしまう。センター入試は資格試験ではないと言い切っている政府がである。
記事には,国内の大学院入試でも義務付けられているところもあると書いてあるが,これはそもそも僕は反対してきたことだ。自分達で自分達の基準で問題を作って採点することができない大学が,なんぼのもんや! というのが主張だが,確かに問題を公表しなければならない現状で,間違いの無い良問を我々素人が出すことには不安があるのも事実だ。しかし,大学院入試と外国製試験を使うこととは直接はつながらないことである。大学院入試では資格としてではなく英語科目の点数として採用しているに過ぎない。
また記事には,英語で意思疎通できない日本人が多いことを問題視しているが,日本語でも意思疎通が困難なのは,もう40年以上も前からだが一向に直らない。卒論の第一稿に学生が書いた文章は,ほぼ 100% 最終稿には残らない。そこには目をつぶって愚弄罵詈ゼーションか。