2011年2月5日土曜日

コピペは日本人を進化させる

TV で標記の話題があって一瞬驚いたが,中身は,ペーストのあとに加筆修正をするという極めてまっとうな内容だった。現状とはかなり違う。
ただ,少なくとも大学では,カンニングもコピペもやりたい学生にはやらせればいい。見つけたら摘発して停学にしたらいいだけのことだが,それも面倒だし不要だ。世の中,要領のいい人が出世するのは現実(要領のいい人がそういう倫理違反をしていると言っているわけではない)だし,他人がどういう手段でどういう利を得るかに文句を言う前に,自分を律しておけば済むこと。損をしようと・・・である。「天網恢恢,疎にして漏らさず」という言葉は多分死語だろう。しかし,何をどうこう言おうと,自分のことを正しくしておけばいいだけのこと。根底にある問題はカンニングする人の倫理観でしかない。それを他人がどうこう言う必要はない。その人の自己責任にすればいいこと。大学で工学倫理とかくだらない授業をする必要がある現状が問題なわけである。家庭の問題,育ちの問題である。現場では,きっと,そういう人はいい技術者にはならない・・・と期待しておきたい。
実は,a) 学会発表を無断で欠席してわびない,b) 駐車票をもらった初日に駐車違反をする,c) 長期休学する直前に無断で家財道具と車を大学内に保管,のすべてを一人でやった学生がいた。顔も見たくない下衆な根性の持ち主だ。足は引張らなかったが,僕には 3 回も唾を吐いたのだろうから,協力もしなかった。その後も無断で研究室のゼミはもちろん中間報告会も欠席した上で,研究の結果も見せに来ないから,どうしようも無い。