2011年2月20日日曜日

平成学内資料の変

「**のパブリックコメントが行われています」っていう「日本語?」理解できますか。どうやら「誰でもいいから**について意見がある人は自由に提出しなさい」ってことらしい。うぅーむ。頑張ればそうも読めるか。僕には,またうちの大学の社長が「コメント」をネットの動画で「不特定多数」に対して「流して」いるのかと思ったものだが・・・
さて現在の民主党というのは,言ってみればかつての自民党+社会党+民社党のそれぞれ一部のちゃんぽんではないのか。どこかに背骨というか中心的な骨が無い。くらげのようにふにゃふにゃしていて透明感もほとんど無い。どこか濁っている。ふにゃふにゃなので使う言葉も英語のようなカタカナ語が使われる。そしてそのカタカナ語と同じ意味の適切な日本語も存在する。きちんとした定義のある日本語や,「遺憾」「粛々」という政治家用語「以外」のちゃんとした漢語やら日本語を使う自信が無いらしい。おかげで役所が「パブリックに」使うから,対応して大学にまでカタカナが蔓延してきた。ま,言葉は変化するものだからいいのかな。しかしね,学生の英語による発表で「僕は**を選択する。」と言いたい場面で `I choice **.' だよ。カタカナ蔓延の弊害が英語にも及んでいる。
さて,その同じ資料のコメント例を示す見出しは,なんと! あの 4 文字だ! 「パブコメの例!」うーむ,イギリスのパブでも日本ブームで米でできたつまみが出るようになったらしい。米はもっと食べる日本人が増えるといいからね。イギリスにも協力を申し出ましょう。ところで米価っていうのは高いの安いの? わからんよね。長年にわたって政府が価格を制御していたらしく,本当の価値がわかりません・・・と資料を読み続けると「アトランダムに」というお言葉! うーむ。英語を使いたいわけね。和製カタカナ語なら「ランダムに」で十分で「無作為に」という日本語もあるところを,大学人(あるいは役所かな? この資料の出所は?)は英語を知っていることを披露したいらしい。あるいはスペルを知らないしょうもない人の作文かもしれない。
ところで,英語を日本語のように使うとき,例えば「choice する」と言うだろうが「choose する」とは言わない。しかし「select する」は使っても「selection する」っては言わない。規則は無いようだが・・・