近所で人気のコロッケといい値段の生肉を売る肉屋の隣に焼肉屋があった。肉屋は上質な肉を購入してくれる少なくない常連客を持っていたし，それなりの値段で売れるような，とてもいい仕入れ先を握っていた。が，隣の焼肉も（若干高かったが）うまいのと，隣同士ということで若干の割引サービスを受けていたので，肉屋の店員はしょっちゅう隣の焼肉屋を利用していた。焼肉屋の店長は，昨今の世間の状況を見る限りコロッケよりは焼き肉だと（少なくとも店長は）考え，一緒になろうと肉屋に提案し，お人よしの店長は店員の半分がしょっちゅうお世話になっていることもあり，また自分も焼肉は好きで時々はその店を利用していたので，じゃぁ一緒になろうということになった。ところが・・・近所の別の焼肉屋の・・・で，結局，元焼肉屋の店長は「僕はそもそも元のチェーン店を任されているのであとはよろしくね」と，後始末は肉屋に丸投げしたとさ。ふーん。ただし，その焼肉屋店長は近所の別の焼肉屋の・・・だったのだ。うぅーん。一応は，肉屋の店員の何人かがコロッケの専門店を開いたことで，地元の住人のコロッケ需要には十分に応えることが今後も可能だそうだが。そんなことでいいのかぁー！
