2015年7月19日日曜日

設計の英訳はデザイン

    今回の国立施設のゴタゴタでわかったこと。あの分野のデザインというのは,強度とか経済性は全く考慮されていないということだ。ま,以前からそういうことだと,皆が思っていたのだろうが,あそこまで違う・・・オーダーが一桁違うくらいの勘違いがあろうとは誰も思ってなかったのではないだろうか。安藤氏には感謝しなければいけない。彼自身の評価が今回こんなに下がっても,自分のことは置いておいてそういう事実を述べてくれたのはよかったのだろう。
    土木の場合は,例えば橋なら,どの形式がどのくらいの長さで経済的かということを学ぶ。あの分野ではそういう教育はしないのだろう。その分野の教室の横をときどき通るが,授業をしているようには見えない。空室か,あるいはプロジェクタでスライド映写会をやっているだけだ。学生さんはほとんど製図室にこもっているようにも見える。こういうことで教育ができているというのは奇跡だ。