2015年2月1日日曜日

日本は社会主義国だった・・・のか

    僕がいま預かっている研究室の前の先生はそう形容なさった。決して政治体制という意味ではなく,経済と福祉に関してだと想像している。そして賛同していた。それが,米国資本主義を導入して社会の格差を広げ,また国の財政が真っ赤である。元々,競争するような人柄だっただろうか。僕が嫌いな言葉に「絆」というのがあるが,ほとんどの人はそういった互助が競争より大事だと思っているのではないか。その国民性の集合に,経済的競争を導入してうまくいくのであろうか,うまく行っているのだろうか。
    またわが国は民主主義だと言う。かつてのドイツでは民主主義の中で正しくあの総統が選挙で選ばれ国民は歓喜したということを,国際関係論という授業で菊池(地?)先生(故人)から聞いたような記憶がある。その民主主義の中,グローバリゼーションか何かわからないが,戦争に向かっているような政府の言動ではないのだろうか。大丈夫か。内田先生の本をまた読み始めた。今は「二つの戦争・・中略・・にはさまれた戦争間期ではないか。」とおっしゃる。確かに不気味な毎日である。