2021年4月17日土曜日

処理水の放出

 こういうときだからこそ,富岳でも使ったらどうなのだろう。政府の息がかかった機関の計算はちとまずいが,金くらいは政府と電力からもらってだ。
 まずは世界各国の放出量(日当たりとその濃度)と廃棄場所およびそこからの海流に乗った処理水の濃度変化と分布をシミュレーションし,その数値と図表を全国紙に政府と電力の金で発表する。次に,福島県沖に放出する際の初期・境界条件を明記して同様のシミュレーションをして,太平洋上でどのような濃度分布と変化が生じるかを発表する。同様のシミュレーションを内湾,例えば東京湾・瀬戸内海・錦江湾・大村湾で実施したらどうなるか,特に黒潮との関係を詳細に調査して発表する。
 この三つの発表を専門家がどう判断するか,一般市民はどう感じるか。そのくらいの調査はできるのではないだろうか。すべきではないだろうか。マスクから飛沫がどのくらい飛ぶかよりは,国際的な見地からも,一般市民や海外の市民からの安心感を得るには重要なことだと感じるが。