2016年9月28日水曜日

我が国の軍の研究費と米国のそれ

    どこかおかしい。軍が決めたテーマに対して研究費を配るというところが,我が国の対応のおかしなところだ。貧乏人の発想でしかない。東大が軍からの研究費を受け取らないのは当たり前だろう。米国の場合は,当たるも八卦で基礎研究にも予算を軍が配っていると思う。テーマを提案するのは研究者の方だ。なんでこんなことがわからんのだろう。DA?PAの予算の方がよっぽど筋がよさそうだが?

2016年9月22日木曜日

eventer って

    某学生さん自身が予定していたライブ演奏がドタキャンになったことに関連する会話で,「イベンターが云々」と発言したので,「そんな品の無い言葉を使うな」と指摘すると,「カッコよくありません?賢いみたいで」と言うので「逆だよ。頭が悪く聞こえる。」と答えた。その後ちょっとだけ不安になって辞書を引くと,英国の特殊な言葉で「総合馬術出場者かその馬」といったような(正確ではない)意味を持っているらしいことが判明した。不明を恥じなければならないが,少なくともライブハウスの職員を指す言葉でないことはわかって,ちょっとホッとした。が,しかし,なんだか片仮名言葉を使うのがカッコいいと思う若者が今もいるのは悲しい。そんな流行はずいぶん前に終わっていたと思うのであるが。それにしても,フォーレターワード(あはは,「パラスタ」とか)や「ら」抜きが一般化していて,学生さんとの会話が難しい場合も生じている。やはり石頭はもう引退するべきだろう。

2016年9月19日月曜日

8 時退社は残業零なのか?

    うぅーむ。僕らは 8:30-17:15 に休憩 1 時間である。もちろん裁量労働制なので守る必要はない。が,某役所は 8 時退社で残業零だという。それは働かせ過ぎではないのか。出庁時刻が別の某役所のように遅いのだろうか。そういえば,購入伝票をすぐに処理すると事務に驚かれる。皆,ある程度溜まるまで何もしないらしい。すぐやれば忘れられて本来の仕事に専念できるのに・・・
    さて,設計図の無い工事を民間会社はしない。設計図には設計したコンサルタントの会社名が明記されている。誰が発注したかは,その会社に聞けばいい。無駄なニュースの時間が過ぎている。くだらない。

2016年9月18日日曜日

本当に大事なことだけを報道すればいいのだ

    被災地を訪れた政治家が長靴を忘れておんぶ。そんなことどうでもいいし,それを見て別の党の政治家が批判するという低級ぶりだ。マスコミに現れる必要もないし,心の中でそう思っておけば済むこと。そもそも現場が長靴くらい用意すべきではないのか。政治家が偉いわけではないが,現場の人間でない者が視察するのだから,当該役所の当該部署は来客用の一式を準備すべきであろう。大学に一般人や高校生が訪問するときに特別な対処をするのと同じだ。現場がどうなっているかを訪問者は知らないのだから,突然の訪問でもない限りそれなりの対応準備は不可避である。しかし最もおかしいのは,マスコミ。くだらんことに時間と電波を使わずに,大事なことを調べて報道して欲しいなぁ。

2016年9月17日土曜日

学生さんは労働者

    内田樹氏の随筆を読んでいて,labor と business の違いと学生アルバイトについての記述があった。昨今の学生さんの居酒屋等でのアルバイトは,僕らがやった家庭教師やコンサルタントでのそれとは違っていて,何が違うだろうと悩んでいたが,内田先生が言うように,確かに labor という言葉がぴったりかもしれない。
    では,彼らにとって何が楽しみかというと,決して勉強じゃない。僕は少しだが勉強は楽しかった。先日某学会全国大会講演会が本学キャンパスで行われたため,どこでもやっているように学生さんに時計係等のアルバイトをしてもらった。受付や裏方はすべて教員および役所や民間会社の職員・社員のタダ働きである。学生さんには日当が出る。さてこの学会,4月には開催が決まっているが,アルバイトを三日間続けてやることができる学生さんは半分くらいだ。彼らは,自分達が勉強している内容が発表される講演会に金をもらった参加できて,自分の知識を広げられるという機会を積極的に利用する意欲は元から無いわけだ。何が楽しくて勉強して,何を楽しむために就職しようとしているのかわからん。自費ででも参加したいと努力するのが学生さんの本分だと思うのであるがねぇ。ま,専門書は買わない,教科書も買わない彼らだ。アルバイトは勉強のためではないようだ。
    学生のころ,ちょっと遠い土地の海外演奏家によるコンサートに行ったときに某大音楽学科教授と久しぶりに会った。怖い先生だよ。そして彼女の学生も聴きにきていた。その教授曰く「えらい!自費で参加だがよ,彼女は」。と,これが学生の本来の姿だ・・・とか「べき」を持つのはアンガー・マネジメントの観点からは最もやるべきことではないそうだが,そんな社会は要らない。

2016年9月11日日曜日

現代作曲家とは

    久しぶりに NHK 教育でショスタコヴィッチの 7 番を聴いた。学生のときの何かが脳裏をめぐるような・・・ちょっと懐かしかった。ところで現代の classical music の範疇に入る作曲家というのは誰なんでしょう。あと 50 年とか経ったときに,今の武満徹氏や芥川也寸志氏に相当するような日本の作曲家って誰なんでしょう。50 年経ってもプロコフィエフとかウェーベルンとかやってるんだろうか。

英語強化と民主主義の危機

    9/8 の朝*新聞のオピニオン欄に九大の施先生が主張しておられた。うぅーむ,なぁーんとなく「風が吹けば桶屋」的にも感じるが,あり得ない話ではなさそうだ。それはともかく,教育現場に政治家や財界が口を出すことがそもそも問題なのであるが,僕のおやじが言うには「何か世の中が行き詰ってくると彼らは教育に口を出し始める。素人でも何でも言える分野だと思っているらしい。」というのである。ちょうどそういう時代が 10 年くらい続いているようにも感じる。もっと何か中立で見識のある集団の判断が教育内容についての議論には必要で重要だと感じている。もちろん学長や総長が集まってできる議論ではないのは火を見るより明らかである。
    英語は数学と同じく道具の一つであって,頭の中では日本語を使って欲しいと思う。それが国民性(人種性)というものではないのか。したがって,論理的に日本語で考え・記述し・発言する能力がまず必要だ。逆かな? 日本語で表現可能な論理で考え・記述し・発言する能力かもしれない。確かに英語は論理的な言葉だろう。しかし頭の中は日本語ではないのか。もし頭の中も英語にできるなら英語がベストかもしれないが,それでは日本人という範疇の人間であるかどうかは不明になるような気がする。数学者にフランス人やロシア人が多いように感じているが,そういう得意・不得意は脳味噌の先天的な構造が影響しているのではないかと思わせる。日本人には日本人が特に得意な考え方等があるのではないかと感じている。

2016年9月10日土曜日

禁煙キャンパス

    総長が医学部教授ってことで喫煙所すら設置されていない某大学で開催された某学会全国大会では,回りの道路も禁煙なのを知らない(小さい字のポスターがあるのだが)全国からの参加者の一部がそこで喫煙。またぞろ事務や管理の職員が見つけて強烈な抗議である。数千人の参加者がいれば,当然 100% の徹底が不可能な人間社会では,違反者は数名はいるだろう,なんてことは一切受け入れられないくらいの勢いでの抗議である。彼らは仕事の上では決して間違いはしない神様みたいな人達なのであろう。実行本部への怒鳴り込みもあった。責任者は何を考えているんだ! ってなことで,こういうことに慣れているお役人さんが,受付や巡回での対応を説明しながら柔らかく対処してくださった。僕なら喧嘩になっていたかもしれない。でも確かに喫煙家が近づいてくると臭くてたまらず,会議のときは喫煙家が隣に来たときはさりげなく移動する。僕のように以前のんでいた者にとっては特にあの匂いが臭くて息ができなくなるのである。と,後日編集した。

2016年9月9日金曜日

某大学事務職員の石頭ぶり

    某学会全国大会を某大学構内でリアルタイムで今現在実行中である。今,昼休みに入ったところだ。さて,参加者にロハで配っているペットボトル入りの水を 40 本くらい,ちょっとしたお菓子を付けて,お世話になった事務の当該部署に寄付しようとしたら,利害関係者からは受け取れないという理由で拒否。あぁーあ。他大学では笑顔で受け取っていただけたそうなんですがねぇ。利害関係者ねぇ。当然余りもののおすそ分けに過ぎないものをねぇ。それで今後,某学会に便宜を図るような事態がその某大学に発生するわけもないがねぇ。警務員さんたちには笑顔で受け取っていただけました。やはり人間として気持ちいいねぇ。と,下っ端教員としては,後日変更した。

2016年9月4日日曜日

服務規程

    とはいっても服装の規程のことである。来週は某学会の全国大会講演会が本学キャンパス内で実施される。てなわけで,我々教員は全員がその準備係であり,当日の運営係である。先週その実行マニュアルが完成して配られた。表紙を開いた最初のページで久しぶりにビックリしてしまった。このくそ暑い中,ズボンは黒か紺かグレーだという。シャツは云々,靴はあれこれとある。学生に対する規程と思いきや,文面からはすべての運営係に対する注意書きであることがわかる。男女の絵入りで一頁全部を使い,すべての分冊の表紙裏に記載するといった力の入れようだ。いまどき・・・というのが素直な感想であり,もちろん僕は白い綿パンに青い無地のシャツかポロシャツで行くことになるわけだが,一体誰がこういうことを指示したいのだろう。一部の偉いさんの担当者以外は接待役でもない実働部隊なんだから,作業着でいいわけであり,他人様を不愉快にしない限りは色は何でもいいだろう。ま,無地かストライプのシャツかポロシャツにずぼん(パンツ)を履いて汚れてないスニーカーかウォーキングシューズあるいは革靴というだけじゃダメなんだろうか。いまどきというこの規程は,もしかしたらこの某学会の体質なのだろうか。まさかとは思うが,何か事件が起こったら来週末ここに書いておこう。