2016年12月28日水曜日

大学でのアカデミック・ハラスメント

    また起こったらしい。学生の文章に「稚拙だ」とコメントしたらしいが,やり方が悪かったのだろうか。稚拙なら(ま,稚拙なのは当たり前なので),その文章に赤を入れてやればいいだけだ。それが大学における教育プロセスだろう。彼らはまともに文章を書いたことはほとんど無い。なら,手本を示せばいい。
    どうせ,先生の論文や参考文献等を読んでも文章の書き方は学べなかった学生なんだからそういう状況にあるのだろう。だったらもう一言一句真っ赤にする以外には手が無い。僕も卒論は(いえ博士論文も・・・恥ずかしいっ!)真っ赤だったし,自分が書いた文章はほとんど赤線で消されていた。まだワードプロセサも無い(卒論の)時代に,青焼きのために薄い紙に鉛筆で書くのであるから,すべて最初から書き直しだ。鉛筆タコはそれは痛かったですよぉ。でもそれが当然だった。ワードプロセサが使える今の学生さんは,そういうことにも腹を立てるのだろうか。もしそうなら,大学はもう存続できない。