2013年11月3日日曜日

厚生労働省のデータ

    公務員試験を合格して職を得た役人さんが頭が悪いことを露呈した大問題であり,また,その御用学者らしい人物の阿呆さ加減を明らかにした事件だった。
    ある二種類のデータの相互参照ができなくなったとのこと。大金を費やして作ったデータだという。一方は西暦で生年月日を,他方は元号で。そんな馬鹿な。通常,我々素人集団であれば,あるシステムが動くかどうかは,造った直後にシミュレーションして確かめるものである。それを元に,そのまま実行するか改善を要するかを判断しない限り,実際の作業には移れないのは明らかである。それをしなかったというのだ。あまりにも初歩的であり,あきれてしまう。とてもまともな仕事を,税金でしているとは思えないところであろう。
    一方で,それに対する意見を求められた学者にいたっては,国民の総背番号制度を前提にしないかぎりできないとのたもうた。うぅーむ。それ以前の問題を無視して,全く関係のない違う議論に話を進めているだけである。とても頭が悪い学者なのであろうが,TV には顔を堂々と出してくださった。こういう方を,御用学者とか,似非学者と呼ぶのではないかと思う。近頃聞かない言葉を,思い出させていただいた事件である。