2012年3月18日日曜日

教育論は誰でもぶてて誰も正解が言えないの続き

学期毎の編入退学で問題になるものに,カリキュラムがある。学期毎に完結していても,その履修には順番があるからだ。留学中に学部 2 年生くらい用の複素数の初歩講義に座っていたことがある。どうしてだかは忘れたが・・・。一時間目が終わった時,これなら聞かなくてもいいかなと思いながら鉛筆をポケットに入れようとしたとき,一人の学生が質問の挙手をした。曰く「さっきから黒板にたくさん出てきた i(小文字のアイ)って何ですか?」だった。教師も驚き,ひとつ前の段階の講義を紹介した。ま,大学生が i を知らないことにも驚いたので覚えているのだが・・・
米国の場合は 4 年で卒業という固定でもないのだろう。だから,こういったシステムが活きていくことができている・・・・・・我が国は,大学は就職のための単なる通過点としてしか学生本人と父兄には思われていない。勉強する場所ではなくなっている。もはや何をしても無駄かもしれない。