2020年7月29日水曜日

未登校新入生の落胆

 TV のニュースショーのようなもので出てくる新入生の発言で,オンラインで画面を観ながらの受講に不満がよく出てくる。しかしですよ。従来の面接講義(と呼ぶらしい)でも,寝ていない学生は単に黒板やスクリーンをまるで TV でも観ているように見ながら,教員の発言をメモするでもなく座っているだけで,質問もしない。講義終了直後でも質問もしない。つまり教員とのオーラルなコミュニケーションも無いのが現状だ。自宅待機が終わって初めて大学で面接講義に臨んだ新入生の落胆のニュースをまた聞きたい。
 演習科目などが無い不満はわかるが,結局は,楽しいキャンパスライフを想像しているだけなんじゃないだろうか。休み時間に勉強の話をする学生だって従来からほとんどいないのに。どうも「友達作り」が大学に行く目的らしい。「友達」といっても相互利用が可能な真の友人ではなく,単なるつながった知り合いという程度でいいらしいのだが。