2020年2月27日木曜日

民間と厚労省

    理化学研と民間とで簡易検査キットを開発した。そうかぁ,厚労省の場合はその国の研究所で開発できてないものを,民間が開発してそれを承認するという立場なんだ。これは国交省の建築部門も同じだが,ちょっと変。建築の場合は,年がら年じゅう大学や民間で技術開発してそれを建築研究所でお墨付きを与えるんだったと思うが,厚労省は平時にはそれと同じような体制には無いのではないか。土木は民間が技術開発してすぐに使える。入札などのことを考えると民間にインセンティブがある。厚労省は,平時にはそれが無いわけだし,民間には何らインセンティブも無い。しかも,この異常時であっても民間の方が速かった。そして政治家は,厚労省のこういった技術開発の予算が足りないと言う。どこか?というより,全くもって何かおかしいのではないか。何をのんびり予算等と言っているかはともかく,普段の体制がそもそも間違っているのではないのだろうか。この事態が始まって間もなくも憲法改正に言及したり,完全に政府はどこかおかしいような気がする。