2014年4月30日水曜日

よくわからない対応

    「捏造」といった言葉を法律的に捉えるのはその筋の人たちに任せればいいことで,そんな質問状に科学者本人(もし科学者なのだったら)が名前を連ねるべきではないのではないか。科学者がやらなければならないことはただ一つ,真実を示すことだけ。クチャクチャ言い続けるだけなら誰も信用しなくなるだけで,損するのは科学者本人なのだが。
    話は全く違うが,IE を使うなという。違うブラウザを使えという。巷の素人(例えば,僕が通っているジムの友人達)が IE を使わずにどうやって違うブラウザをインストールするのだろう。よくわからない。

2014年4月19日土曜日

実験ノート・計算ノート

    使うことが当たり前なのだが・・・特に,計算機が蔓延してから(いやもっと前からかな),学生さんがノートに書かなくなっている。特に昨年度の修士の学生さんは,僕に出すものすべてが LaTeX 出力だった。信じられない。手書きの方がはるかに楽で間違いが無いのに。ある計算を僕の手書きで渡してから間違いに気づく始末である。そのあとは手書きを注文したが・・・この学生さんの結果は信じて論文を書くことにはしているが・・・心配でしょうがない。
    さらに昨今は,何か学生さんが書いたとしても,ミスコピー等の裏紙。どうして? 僕は指導教員からそんなことは指導されなかった。校費で買った研究室のレポート用紙の使用を許可された。僕も以前は研究室でもそうしてきたが,この 10 年は面倒で何もやってない。したがって,裏紙・・・だ。また,ボールペンとは指定されていなかったが,研究室の研究上では消しゴムは使用禁止である。間違ったページには赤で斜線を入れるのは当然である。日付を入れるのも当然だ。言っておくが,実験ではない。計算である。斜線を入れておかないと,また同じ間違いを犯すからである。消しゴムは研究上では不要だろう。プログラムを作るのも,ノートが最初なはず。頭で考えて作ったコードは間違いだらけだろうなぁ・・・自分のことを棚にあげると・・・
    それが就職した途端,ペンとノートを持ち始めます。

2014年4月12日土曜日

論文コピペ

    そんなことはあり得ないはず。なぜなら,指導教員が目を通す,加筆修正をするからだ。博士の学生であっても,学位論文くらいまでは,段落ごとに数箇所以上は修正が入ると思う。だから,あり得るコピペは,その指導教員が以前に書いた論文のコピーのみだ。それでも数行は続かないだろう。質の低い論文を書くのは,研究室そのものが成立していないのではないか。その研究室の教員も学生も全員がコピペしているんだろう。とんでもない研究室である。そもそも博士の学生であっても完璧な文章を書けるはずがない。しかもその成果を公表する場合には,指導した教員の責任も発生する。
    最近いくつか社会人博士の論文を読むことがあった。著作権の認識が低い。また修士論文等でもかなり問題がある。他人の業績の引用が多すぎる。読んでない論文がリストにある(先日,森先生とお話ししたときにも,そのことが出たなぁ)。査読で回ってくる論文,特に社会人博士学生とおぼしき人の論文は非常に質が悪いし,論理が整ってないから中身が理解し難い(いや,僕の頭がパーなだけだった)。実は会社の技報のような文章がずらずら並んでいるだけ。指導教員は読まないのだろうか。僕に来た,その手の論文はすべて否になってしまいます。やってることはいいことなんだろうが,論文は駄目ってのが多すぎ!

2014年4月9日水曜日

信じられないマスコミ他

そもそもマスコミを信じることはできないのではありまするが,なぜ,一番簡単で確実な質問「**大学からの要請のネズミの・・・」をマスコミがしないのか理解できませんよねぇ。とはいえ,毎年毎年,学生さんの結果を信じて論文を書いているリスクは,本当に胃に穴があきそうではあるのだが。200 回以上の結果が出ているものが,テーマの違う PhD 論文の写真と取り違えられているのはどうしてでしょうねぇ。僕のようなチンピラとは言え,一応論文を書いて金をもらっている者として,論文を書いているときのこの方の心理は想像できないですね。うぅーむ,そうかぁ。普通の(チンピラが運用しているようなくだらん)研究現場で起こる事象からはかけ離れているということは,やっぱり***研究所というのはノーベル賞級のすごいことをやっているんだろうなぁー。

2014年4月6日日曜日

再履修

    米国でもできるんですね。repeat classes というのだそうです。しかし,成績証明書には最初の成績と一緒に出たり,GPA には考慮しなかったり。そりゃそうでしょう。日本の大学は甘いんだな。卒業が容易ではないという教員もいるようだが,確実に日本の大学は卒業は楽でしょう。僕のように線形代数が不可(後期)でも卒業できる。呵呵。
    さて,GPA の導入については本学工学部は積極的だったと思ったのだが,大学本部がそれを推進しようとした途端,それに反対するんだとか。なんでも,その GPA の使い方・運用の仕方が悪いんだとか。工学部では,再履修で変更できるべきと主張しているとか。なんじゃそりゃ。どうも,工学部は甘いんではないだろうかと思うねぇ。
    が,そういう枝葉末節はともかく,日本の大学のように退学勧告が事実上できないシステムに GPA を導入しても,結局は何も変わらないだけなのに,そういう本質には目をつぶっている大学の体制は全く理解できませんねぇ。困ったものです。GPA が C でも卒業できるんだったら,導入しないのと全く同じです。それがわからんのかねぇ。