2013年5月19日日曜日

留学ってそんなに必要なことなんですか?

よくわからない。日本人学生のレベルは降下一方で,エリートになれる人材はきっと減っているのに,留学を増やすことが何かの改善になるのだろうか。よくわからない。それとも,国内ではろくな人間は育たないということを政府は言っているのか。そういえば,著名民間会社のエリートのほとんどが米国(例えばケロッグ・・・呵呵)で MBA を取得させられると言うねぇ。
逆の留学の話もある。つまり,日本人が駄目だから留学生を学部定員の半分くらいにせざるを得ないのではないかというのだ。某学科がそういうことを言っていた。そりゃね,研究をして論文をたくさん出すためには日本人学生は頼りにならんのでしょうね。研究第一主義を間違って解釈するからそんな発言になる。しかし大学ってのは教育機関であって,そこで日本人を(いかにレベルが低くなっていても)育てないなんて,どういうことなんだろうねぇ。僕が昔いた米国大学の学部の評価は非常に高い大学なんですが,大学院(博士)には進学しない。大学院は見渡す限り留学生ばかりだった。今もそうなのか。そうでないんじゃないか。米国もそういう事態はおかしいと思っているはず。
米国の教育システムとの違いがとても大きいにも関わらず,根本的な制度(取得単位数等)の変更をしないまま,いくら quarter 制度とか GPA 制度とかを,闇雲に(全く形式的に)導入しても何もならない。TA 制度だって,結局は今でも失敗したままではないですか。国も全く支援してくれないし。何もよくなってないよ。今の僕のいる所では,こういうことをしようとしているんだが・・・いいのかなぁー?