2023年4月11日火曜日

インターンシップは就活なのか

 就職協定で,ある専門職なら「大学4年になる直前の春休み以降に2週間以上のインターンシップを行うことを条件に、3月から選考する」ようになるらしい。インターンシップが 2 週以上なのはいいのだが,就職志望先だけでインターンシップをすることがいいことなんだろうか。土木系では昔から 3 年生の夏休みに一ヶ月程度のインターンシップ(昔は学外実習というような名称)を実施していたと思う。しかもこれは就職志望先とは限らなかった。また修士進学したら 1 年生の夏休みにもまた違う企業や地方自治体でインターンシップができた。複数の企業の現場を知ることは就職を検討するときのいい刺激にはなると思っている。が,今回の協定変更案は,いわば企業内研修の前倒しな上に全員は採用しないわけだ。企業にとっては手間が増えるが,じっくり人間を見て判定できるメリットがあるということなんだろうか。最近 TV に出るようなぢ大学教員が口にするのは,学生が短期のインターンシップに行って大学に来ないという愚痴。そういう短期の,学期中のインターンシップは禁止すべきではないのかと思っていたが,それはそれで温存するんだろうなぁ。大学は何をする場なんだろう。