2020年12月13日日曜日

国際学力調査

 「勉強すると日常生活に役立つ」教育が必要だそうだ。学科の外部評価のとき,学問の基礎を必修で教えていることに,ある大学教授の外部評価委員から疑問が呈された。スポーツでも体力増強ばっかりするよりも,まずは楽しく試合をすることからの方が個々人の能力は上がるとの指摘だった。それはそうなんだが,その能力を伸ばすのに体力が必須なのも間違いではない。小学校の算数や理科レベルだと日常生活との関係を実感することは可能だが,それだけではダメだろう。最近,相反する二つのことを同時に実行することよりも,片方だけを重視する組織や人・考え方が多いような気がする。身の回りで起こっている事柄も,どちらかを選ばなければならない状況になり易いことがとても多い。そのとき片方だけを捨てろという教育になっていないだろうか。