2014年8月13日水曜日

一般人にとっての地盤とは

    鹿児島市内の国道沿いの歩道に立っている国交省管轄のポールについているプレートである。「ここの地盤は海抜 3 m」とある。なぁーるほど,地盤が 3 m くらいなのはわかるとしよう。しかし,地面は地盤に少なからざるシラスが積もっているだろうから,もうちょっとあるのだろうなぁ。だったらさ,一体全体津波に対して大丈夫なのかどうかわからないではないか。と思うのは,僕が土木関係者だからだろうか。一般の人はそもそも「地盤」なんてわからんだろうなぁ。どうして『地面』じゃいけないのだろう。地面なら小学生でもわかる。わざと難しい言葉を使って,万一のときの責任逃れでもしようというのだろうか。よくわからないなぁ。あ,そうか,嘘はよくないから本当の地盤の海抜を書いておけば,実際の地面はそれよりも高いから,国交省は安全側の情報を提供していたと言いたいのだろう。しかし,2 m くらいシラスが積もっていたとしたら,津波予報が 3 m を越えるかもしれないという報道があったとき,逃げなくてもいいのに逃げようとしてケガをしたらどうなるんだろう。うぅーむ,やはりよくわからない。