北朝鮮でのサッカー試合時の事情は,彼らからしたら今も戦時の敵国なんだろうが,戦争中であっても相手国の国歌・国旗には敬意を表することになっているのではないかと思ったのだが・・・微妙な内容になるとまずいのでこのくらいで止める。
さて,女子バレーボールもそうだが,日本チームのサービス時の声援と,相手国の場合との差や,試合中の声援というのは,僕はあまり好きになれない。声援というよりも,相手への威圧になっているような場合があるからだ。ゴルフのように,プレィヤーが動作に入ってボールが生きている間は静かにしたらどうなのか。ボールが死んだ段階で応援なり声援を送ればいいのではないか。
高校野球のバッター塁走中のガッツポーズは以前は禁止だったが,もうやり放題だ。相手に対する敬意というのがまずあって・・・というのが日本の文化だと聞いたことがあるのだが,こういうところだけグローバリゼーションを是認しておいて,経済・政治上ではそれに抵抗しても,説得力は無いのではないか。
2011年12月11日日曜日
2011年12月10日土曜日
バックライト:どんどん贅沢になっていく
先日,電子メモを購入した。手のひらに乗って,タッチペンで書き込み,99 枚分のメモが保存できる。注文時に既購入者のログを見たところ,暗いとか重いといった書き込みがあったので多少心配していたが,届いてみたら,いつも使っている電子辞書程度の明るさだし,150 g 程度で,いつもポケットに入れているわけではないので十分な軽さだと感じた。何故ネガティブな書き込みが多いのかなぁと思っていた・・・
同じ週のゼミで,携帯電話の充電の話になったので,2 週間に一回と発言したところ,全員に驚かれた。皆さん,二日程度で充電が必要で,部屋にいる間は充電器に置いたままにしているとか。で,再度,あの電子メモのログを見ると,バックライトをつけると 2 日くらいで電池が無くなるので,それを無しにして 2 ヶ月くらいの寿命を確保しているらしいとの発売社情報の書き込みがあった。
そうなんだぁ! 世の中の人たちは,もっと明るい液晶画面に慣れてしまっているから,こういうネガティブな書き込みが多いのだということがわかった。あの震災後の節電云々の盛り上がりはやはり単なる言葉だけだったのではないかと実感した次第だ。日本は極端だ。節電だというと廊下の電気を昼間は消してしまって,すれ違うまで相手が確認できずに挨拶が遅れる,かと思うと,事務室や公共の場はもちろん自宅の電灯は,アメリカのそれに比べたらものすごく明るい。目の色素の関係もあるでしょうが,日本も,もっと暗い人生でもいいのではないでしょうか。アメリカの下宿が暗いと感じたのは,着いて一ヶ月程度だったですよ。
同じ週のゼミで,携帯電話の充電の話になったので,2 週間に一回と発言したところ,全員に驚かれた。皆さん,二日程度で充電が必要で,部屋にいる間は充電器に置いたままにしているとか。で,再度,あの電子メモのログを見ると,バックライトをつけると 2 日くらいで電池が無くなるので,それを無しにして 2 ヶ月くらいの寿命を確保しているらしいとの発売社情報の書き込みがあった。
そうなんだぁ! 世の中の人たちは,もっと明るい液晶画面に慣れてしまっているから,こういうネガティブな書き込みが多いのだということがわかった。あの震災後の節電云々の盛り上がりはやはり単なる言葉だけだったのではないかと実感した次第だ。日本は極端だ。節電だというと廊下の電気を昼間は消してしまって,すれ違うまで相手が確認できずに挨拶が遅れる,かと思うと,事務室や公共の場はもちろん自宅の電灯は,アメリカのそれに比べたらものすごく明るい。目の色素の関係もあるでしょうが,日本も,もっと暗い人生でもいいのではないでしょうか。アメリカの下宿が暗いと感じたのは,着いて一ヶ月程度だったですよ。
2011年12月4日日曜日
ざんがいがさんがいにちらばっている
一階(いっかい)でエレベータに乗る。研究室は 13 階だ。ボタンを押す。しばらくすると着いてドアが開く。するとエレベータがしゃべる・・・「じゅうさんがいです」と。ほぉー,じゅうさんがいなんだ。忘れ物を思い出して 4 階まで降りることにした。ボタンを押す。しばらくするとドアが開いて「よんかいです」。あ,違った 3 階だ,面倒だからこのままエレベータで行こう・・・で,3 階に着く。エレベータが「さんがいです」。
うぅーむ。どういう規則なんだろう。他はすべて「かい」のようだ。ま,「ごがいです」とは言わんだろうなぁ。
さて,ドアが閉まりかけているエレベータのドアのセィフティ・ノブを押して開け,乗り込んだ。するとエレベータがおせっかいにも「かけこみ乗車(だったかな?)はおやめください」と。本当にムカッときましたよ。相変わらず瞬間湯沸かし器だねぇ,俺は。と思ったが,別にかけこんだわけではない。ゆっくりと歩き寄ってから,閉まりかけているドアを止めたのだ。ボタンよりもノブの方が大きいから確実だ。本当にムカッと来ましたよ。ちょっとだけ強くたたいたのは間違いないのだが・・・
うぅーむ。どういう規則なんだろう。他はすべて「かい」のようだ。ま,「ごがいです」とは言わんだろうなぁ。
さて,ドアが閉まりかけているエレベータのドアのセィフティ・ノブを押して開け,乗り込んだ。するとエレベータがおせっかいにも「かけこみ乗車(だったかな?)はおやめください」と。本当にムカッときましたよ。相変わらず瞬間湯沸かし器だねぇ,俺は。と思ったが,別にかけこんだわけではない。ゆっくりと歩き寄ってから,閉まりかけているドアを止めたのだ。ボタンよりもノブの方が大きいから確実だ。本当にムカッと来ましたよ。ちょっとだけ強くたたいたのは間違いないのだが・・・
2011年12月3日土曜日
予定を組むこと・・・必ずしも前向きではないが
先日の TV 番組では,建築家の安藤忠雄氏が中学校で講義をした。ネットで検索すると嫌いな人が多いようだ。あの打ちっ放しのコンクリートは僕も嫌いである。が,それは好き嫌い(自分の家があぁだったら嫌だというくらい)の問題なので,どうでもいいことだ。山口瞳さんのご自宅は打ちっ放しだったかな?
その授業中に,最初にヨーロッパを訪問したときのこと等に関連した質問が中学生から出たのだが(中身は忘れた),関連して,「これから何をするか。今日何をするか。将来何をするか。ということを常に考えるのが必要」という彼の発言には賛同する。特に,卒論のために研究室に配属された以降の大学生および大学院生は,自由に自分の生活時間を設計できる。大学に就職した教員も同様である。このとき,やはり一番大事なのは,まず「明日は何をやるか,どの問題を潰してやるか,どういうアプローチをしてみようか。」ということを頭に思い描くことだ。もちろん紙に書く(今は,携帯の電子メモもあるから便利だが)のがいい。これを毎日・毎週やることによって,自分の仕事の目的意識が保てるので,象牙の塔と揶揄されようと,誰も資金援助してくれなくとも,自分の好奇心を満足させるような研究を遂行できる。否,そうしないと遂行できないだろうと思う。
ところがである。「今日はこれをすればあれが解決するぞ」と意気込んで大学に行き,手を動かし始めた途端に「あ,これは先週やったのと結局は同じだ,駄目だ」となったときが困るのである。その日は,もう何も手につかない。ま,しかし,それが人生だ。
その授業中に,最初にヨーロッパを訪問したときのこと等に関連した質問が中学生から出たのだが(中身は忘れた),関連して,「これから何をするか。今日何をするか。将来何をするか。ということを常に考えるのが必要」という彼の発言には賛同する。特に,卒論のために研究室に配属された以降の大学生および大学院生は,自由に自分の生活時間を設計できる。大学に就職した教員も同様である。このとき,やはり一番大事なのは,まず「明日は何をやるか,どの問題を潰してやるか,どういうアプローチをしてみようか。」ということを頭に思い描くことだ。もちろん紙に書く(今は,携帯の電子メモもあるから便利だが)のがいい。これを毎日・毎週やることによって,自分の仕事の目的意識が保てるので,象牙の塔と揶揄されようと,誰も資金援助してくれなくとも,自分の好奇心を満足させるような研究を遂行できる。否,そうしないと遂行できないだろうと思う。
ところがである。「今日はこれをすればあれが解決するぞ」と意気込んで大学に行き,手を動かし始めた途端に「あ,これは先週やったのと結局は同じだ,駄目だ」となったときが困るのである。その日は,もう何も手につかない。ま,しかし,それが人生だ。
2011年11月27日日曜日
2011年11月26日土曜日
模範解答
学生による授業評価の自由記述欄に,相変わらず宿題の解答の説明を要求する文が続いている。
いま,振動の授業を担当している。学生だったときのとてもいいノートをそのまま講義ノートにしている。宿題も当時のものを持っているのだが,いくつかは僕自身が解けない。だから,それは宿題には出せない。卒業して 30 年以上経っていて,講義ノートも作るのではあるが,正しい解答を求められる自信が無い。それが実力というものではないのだろうか。大学生にもなって解答を教えてもらっても,やはり自分で見出せなかったものは駄目だろうと思うのであるが・・・学ぶことと覚えることとは全く次元が違うのである。
論文を読む。研究には必須だ。しかし中身がわからない。また,どうしてそういう結果になるのかわからない。数年いや 10 年後くらいに読み直してみると,あ,なぁんだと解けるものもあるがそれは極めて稀である。もちろん,誰も正解を教えてはくれないのだ。それが研究(企業での技術開発)というフィールドの実態ではないのか。
また,工場での技術の伝承では,よく,どこが悪いだの褒めるだのは無いまま技術の伝承が行われるのが実態だろう。教えたくても,言葉にできないことの方が多いんだろう。仕事の出来などの判定もそうだ。できそこないの成果は無言で捨てられるのが当然だろう。いちいち理由を聞いても教えてはくれないのが普通だろう。そこいらへんが,最近,学生さんや若い職員さんには通じないことである。
いま,振動の授業を担当している。学生だったときのとてもいいノートをそのまま講義ノートにしている。宿題も当時のものを持っているのだが,いくつかは僕自身が解けない。だから,それは宿題には出せない。卒業して 30 年以上経っていて,講義ノートも作るのではあるが,正しい解答を求められる自信が無い。それが実力というものではないのだろうか。大学生にもなって解答を教えてもらっても,やはり自分で見出せなかったものは駄目だろうと思うのであるが・・・学ぶことと覚えることとは全く次元が違うのである。
論文を読む。研究には必須だ。しかし中身がわからない。また,どうしてそういう結果になるのかわからない。数年いや 10 年後くらいに読み直してみると,あ,なぁんだと解けるものもあるがそれは極めて稀である。もちろん,誰も正解を教えてはくれないのだ。それが研究(企業での技術開発)というフィールドの実態ではないのか。
また,工場での技術の伝承では,よく,どこが悪いだの褒めるだのは無いまま技術の伝承が行われるのが実態だろう。教えたくても,言葉にできないことの方が多いんだろう。仕事の出来などの判定もそうだ。できそこないの成果は無言で捨てられるのが当然だろう。いちいち理由を聞いても教えてはくれないのが普通だろう。そこいらへんが,最近,学生さんや若い職員さんには通じないことである。
2011年11月20日日曜日
大学に金をつぎ込むこと
金をぶら下げてする研究,まさに実用化の研究,これは大学教員がやる必要が無い事業であろう。やってもいいけどね・・・本学工学部ではそうらしいんです・・・でも聞くところによると,力学の基本とか数値解析法の基礎は(土木以外では)きちんとは講義されていないらしい・・・大学は教育機関なのに・・・
企業も,大学には金をつぎ込むのではなく人を送り込み,金は自分の会社の研究部門(をちゃんと保持して)に注いで,大学で育ててもらった人をこき使って実用化する方がよっぽどいいものができるだろう。大学は人を育てる場所というのが第一義であり,研究の仕組ややり方を教える場所であって,実用物の開発の場ではないからだ。そういう基礎的な研究では,自分の道を失ったり,つまずいたりすることが多々あり得る。そこで必要なことを大学で学ぶのであると思うのだが。
しかし・・・金金金・・・・・という教員が回りにいっぱいいる・・・組織的に金集めを呼びかけてくるし・・・
企業も,大学には金をつぎ込むのではなく人を送り込み,金は自分の会社の研究部門(をちゃんと保持して)に注いで,大学で育ててもらった人をこき使って実用化する方がよっぽどいいものができるだろう。大学は人を育てる場所というのが第一義であり,研究の仕組ややり方を教える場所であって,実用物の開発の場ではないからだ。そういう基礎的な研究では,自分の道を失ったり,つまずいたりすることが多々あり得る。そこで必要なことを大学で学ぶのであると思うのだが。
しかし・・・金金金・・・・・という教員が回りにいっぱいいる・・・組織的に金集めを呼びかけてくるし・・・
2011年11月19日土曜日
男と女
先日の TV で,なるほどという情景を見た。女性を 10 名ほどバスに乗せておくと,そのうち会話が始まり,いろいろな情報交換をするというのだ。確かに(やらせかもしれないが)部分的な会話から全体に拡がって行く様子が見える。これに対し,男性の場合にはほぼ何も起きないし,会話も発生しないというのである。これもうなずける光景だった。
プールである。更衣室でよく会う方とはもちろん挨拶はする。そのうちお天気などの会話もするようになる。しかし,お仕事が何であるのか,どのあたりに暮らしているのかなどについてはお互いに全く聞き合わない。大抵は泳ぐことに関した情報交換である。たまたま受付の学生さんが僕を先生と呼んでしまうと,職業がばれるが,それほどお互いに深く知り合うことは無い。1 年以上経っても飲み会を開催するということもない。
しかしである。女性会員は,その男性の家族のことや住まいや職業も知っている。受付にいる女性が,ある男性会員のお嬢さんだということも知っている。女性同士だと,一ヶ月も経たないうちに,離婚したことなども含む,かなり高度な(?) 個人情報を得ているのである。すごいと思うが,厚かましいと思った方がいいのだろうか。しかし,僕自身が女性会員から根掘り葉掘りものを聞かれたことは無い。しかし,素性は既に広く知られている。性別の違いがここまでの差があるというのは驚きである。常連の飲み会も,女性からの働きかけで開催されることが多い。本当に不思議だ。
プールである。更衣室でよく会う方とはもちろん挨拶はする。そのうちお天気などの会話もするようになる。しかし,お仕事が何であるのか,どのあたりに暮らしているのかなどについてはお互いに全く聞き合わない。大抵は泳ぐことに関した情報交換である。たまたま受付の学生さんが僕を先生と呼んでしまうと,職業がばれるが,それほどお互いに深く知り合うことは無い。1 年以上経っても飲み会を開催するということもない。
しかしである。女性会員は,その男性の家族のことや住まいや職業も知っている。受付にいる女性が,ある男性会員のお嬢さんだということも知っている。女性同士だと,一ヶ月も経たないうちに,離婚したことなども含む,かなり高度な(?) 個人情報を得ているのである。すごいと思うが,厚かましいと思った方がいいのだろうか。しかし,僕自身が女性会員から根掘り葉掘りものを聞かれたことは無い。しかし,素性は既に広く知られている。性別の違いがここまでの差があるというのは驚きである。常連の飲み会も,女性からの働きかけで開催されることが多い。本当に不思議だ。
2011年11月13日日曜日
Q 連続体
まだ 5 年しか使っていない自宅のノート PC だが,同僚達はそんなに古いのは使わないらしい。HD のことなどがちょっと心配になったことなどを考えて,新しいノートを買った。Dos 窓 full window 表示でしか使えない自作ソフトがあることから,古い方も捨てるわけにはいかないので,HD を入れ替えて少しだけ寿命を長くしておくことにした。HD の丸々コピーソフトで作った HD を挿したところ,一度のリブートでそのまま使えるようになった。こういうバックアップは便利である。助かった。製造業さんの話だと,HD は寿命を 5 年に設定して設計製作されているそうだから,あと 5 年は・・・
さて,古い CPU が 1.66 GHz 0.99 GB RAM だったので,2.30 GHz 3.41 GB RAM でも十分だと考えて注文・購入。しかしである。LaTeX のコンパイルに時間が倍かかる。うぅーむ。何故なんだろう。素人には理解できない。しかしである。昨日それが(何もしてないのだが・・・)突然速くなった。どうやら設定がありそうだ・・・で,パフォーマンスと電源設定にようやく到達し,「省エネ」から「高パフォーマンス」に変更したところ 2 倍の速さに戻った。昨今は節電のてまに CPU にも休憩をとらせるようだ。ゆとり教育がこんなところにまで影響しているとは・・・
さて,ファイルシステムを眺めてみたら,`Q' というドライブ(パティション)がある。どうやらバックアップ・リカバリ用らしい。友人にそのことを話したら,さすが万能の力を持つ・・・一部の人にしか通じない会話だ・・・
さて,古い CPU が 1.66 GHz 0.99 GB RAM だったので,2.30 GHz 3.41 GB RAM でも十分だと考えて注文・購入。しかしである。LaTeX のコンパイルに時間が倍かかる。うぅーむ。何故なんだろう。素人には理解できない。しかしである。昨日それが(何もしてないのだが・・・)突然速くなった。どうやら設定がありそうだ・・・で,パフォーマンスと電源設定にようやく到達し,「省エネ」から「高パフォーマンス」に変更したところ 2 倍の速さに戻った。昨今は節電のてまに CPU にも休憩をとらせるようだ。ゆとり教育がこんなところにまで影響しているとは・・・
さて,ファイルシステムを眺めてみたら,`Q' というドライブ(パティション)がある。どうやらバックアップ・リカバリ用らしい。友人にそのことを話したら,さすが万能の力を持つ・・・一部の人にしか通じない会話だ・・・
2011年11月12日土曜日
分数をきちんと理解していますか? 僕は駄目
確率・統計が全く理解できない。解答を見ても,その解説を聞いても,それが正しいという確信が全く持てない。すべての場合をあげることができない。漏れがある,あるいは,あるのではないかと不安が消えない。確率なんか,小学生には無理だと信じている。
さて分数である。新聞に「言葉で説明して納得させる」のが必要という記事があり,簡単な分数の足し算の「正しい答」を出した児童に説明させて,間違った児童に納得させるのがいいとあった。しかし,中身は,小数に変換するか円グラフにしての説明だ。それが分数の本質だろうが,そこが理解できないのだから困っているんじゃないのか。つまり,「何故小数にするの?」「何故円グラフにしなければならないの?」がわからないのだ。これにわかり易く答えられる教諭がどのくらいいるのだろうか。分数の足し算を間違った児童も,小数の足し算は間違わないだろう。どうなの?
京都大学の故森毅先生の随筆に次のような記述があった。
小学校で 2/3 + 1/4 を計算させて,3/7 と答えた女子児童の分子さん(仮名)の解答を先生が×にしたところ,分子さんは正しいと主張した。彼女曰く「分子んちは一人っ子だから家族 3 人に女の人が 2 人です。だから女の人の割合は 2/3。そしてね,隣の数男君(仮名)ちは男兄弟だけの 4 人家族だから女の人は 1 人です。だから二つの家族で女の人の割合は (2+1)/(3+4) = 3/7 で,女の人の正しい『割合』になります。分数って割合ですよね先生?」と。「間違った答」をきちんと説明する分子さんを理解させられる教諭が,現在の日本に何人いるか疑問だ,というのが森先生の主張だったと記憶する。僕には説得できません。
さて分数である。新聞に「言葉で説明して納得させる」のが必要という記事があり,簡単な分数の足し算の「正しい答」を出した児童に説明させて,間違った児童に納得させるのがいいとあった。しかし,中身は,小数に変換するか円グラフにしての説明だ。それが分数の本質だろうが,そこが理解できないのだから困っているんじゃないのか。つまり,「何故小数にするの?」「何故円グラフにしなければならないの?」がわからないのだ。これにわかり易く答えられる教諭がどのくらいいるのだろうか。分数の足し算を間違った児童も,小数の足し算は間違わないだろう。どうなの?
京都大学の故森毅先生の随筆に次のような記述があった。
小学校で 2/3 + 1/4 を計算させて,3/7 と答えた女子児童の分子さん(仮名)の解答を先生が×にしたところ,分子さんは正しいと主張した。彼女曰く「分子んちは一人っ子だから家族 3 人に女の人が 2 人です。だから女の人の割合は 2/3。そしてね,隣の数男君(仮名)ちは男兄弟だけの 4 人家族だから女の人は 1 人です。だから二つの家族で女の人の割合は (2+1)/(3+4) = 3/7 で,女の人の正しい『割合』になります。分数って割合ですよね先生?」と。「間違った答」をきちんと説明する分子さんを理解させられる教諭が,現在の日本に何人いるか疑問だ,というのが森先生の主張だったと記憶する。僕には説得できません。
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